社内に「こどもチーム」設立…NTTデータ経営研究所

 NTTデータ経営研究所は、子供が希望を持って活躍できる社会を実現するため、社内に「こどもチーム」を立ち上げた。メンバーは14人。誰1人取り残さない社会を目指す。

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こどもチームが目指す社会
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 NTTデータ経営研究所は、子供が希望を持って活躍できる社会を実現するため、社内に「こどもチーム」を立ち上げた。メンバーは14人。誰1人取り残さない社会を目指す。

 近年、不登校・虐待・貧困等が増加傾向にあり、解決すべき課題が多様化。子供を取り巻く環境は、さまざまな社会的背景によって大きく変化している。

 2023年4月には内閣府の外局としてこども家庭庁の設置が予定されており、子供に関する取組みは社会的にも加速すると想定される。

 こどもチームは、社内の強みである政策策定支援・人材育成・データ活用・行動デザイン等を生かし、当事者・行政・専門機関・地域等の多様な主体と連携。現状把握・ビジョン策定・実行支援まで実施する。

 2022年度には、石川県加賀市とデジタル庁が行う「こどもに関する各種データの連携による支援実証事業」を受注。子供に関する教育・保育・福祉・医療等のデータについて、分野を越えて連携し、真に支援が必要な子供の発見やニーズに応じた支援を、加賀市をフィールドに実証する。

 他にも、厚生労働省の「里親・ファミリーホーム・施設のあり方の検討に関する調査研究」や、内閣官房の「未就園児等の把握、支援のためのアウトリーチの在り方に関する調査研究」等と連携。

 今後は、メンバーひとりひとりがこれまで培った知識を応用し、多様な観点やステークホルダーと共に活動する。


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《藤本ゆう子》

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