獣医師国家試験に877人合格、合格率69.9%…新卒の合格率トップは山口大

 農林水産省は2023年3月14日、2022年度「第74回獣医師国家試験」の結果を発表した。受験者数1,254人に対し、合格者は877人、合格率は69.9%で過去5年でもっとも低かった。

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獣医師国家試験の結果(過去5年間)
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 農林水産省は2023年3月14日、2022年度「第74回獣医師国家試験」の結果を発表した。受験者数1,254人に対し、合格者は877人、合格率は69.9%で過去5年でもっとも低かった。

 獣医師免許は、獣医学科のある大学で6年間獣医学を学び、大学卒業後に獣医師国家試験に合格することで取得できる国家資格。試験は農林水産省が毎年2月に2日間で実施。解剖学、病理学、薬理学等の17科目に加え、獣医師の倫理・法律に関する問題まで幅広い知識が求められる。

 2022年度「第74回獣医師国家試験」は2月14日と15日に北海道、東京、福岡の試験地で実施された。全試験地の受験者1,254人に対し、合格者は877人。合格率は69.9%で、過去5年(第69~73回)と比較してもっとも低かった。

 区分別でみると、新卒は受験者993人に対し、805人が合格、合格率は81.1%。既卒は受験者242人に対し、67人が合格、合格率は27.7%。その他(受験資格認定者等)は受験者19人に対し、合格者は5人、合格率は26.3%だった。

 新卒合格者の合格率を大学別でみると、「山口大学」94.3%がもっとも高く、ついで「岩手大学」93.8%、「鳥取大学」92.1%、「鹿児島大学」90.0%、「日本大学」87.1%。その他、「北海道大学」79.5%、「東京大学」51.7%、「大阪府立大学」70.7%等であった。

《川端珠紀》

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