女子中高生の理系進路選択支援プログラム、10件採択

 科学技術振興機構(JST)は2023年4月19日、「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の2023年度(令和5年度)採択機関を発表した。20件の応募のうち、茨城大学や埼玉大学、宮崎大学等10件の機関が選定された。これにより、2023年度の実施期間は21拠点となる。

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女子中高生の理系進路選択支援プログラム
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 科学技術振興機構(JST)は2023年4月19日、「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の2023年度(令和5年度)採択機関を発表した。20件の応募のうち、茨城大学や埼玉大学、宮崎大学等10件の機関が選定された。これにより、2023年度の実施期間は21拠点となる。

 「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」は、女子中高生の理工系分野に対する興味・関心を高め、理系分野へ進むことを志すためのさまざまな取組みを支援する事業。1件あたりの支援額は、年額上限600万円。支援期間は2年間。

 2023年度は1月17日から2月28日の期間に公募を行い、20件の応募があった。その後、外部有識者で構成される委員会で審査した結果をもとに、八戸工業大学、茨城大学、東邦大学、埼玉大学、お茶の水女子大学、岐阜大学、香川大学、高知工業高等専門学校、大分大学、宮崎大学の10機関の企画を採択した。

 このうち、埼玉大学は、理工系の学問の幅広さと面白さを伝えるとともに、理工系への進学をエンカレッジ(勇気づける・励ますの意味)するプログラムを対面型やオンデマンド型等、さまざまな方法で提供する企画を提案。女子中高生の進路に影響を与える教員と保護者も対象としている。

 また茨城大学は、ものづくり体験教室やキャリア・ワークショップの他、研究室インターンシップ・講座受講、出前授業、女性技術者との交流等、中・高生や保護者を対象に7つの企画に取り組む提案が採択された。

 JSTのWebサイトでは、採択機関一覧と各機関の企画概要を公開している。

《川端珠紀》

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