大学通信は2023年5月15日、全国の進学校の進路指導が評価する2022年女子大学の各種ランキングを発表した。初回は「面倒見が良い大学ランキング2022(女子大学編)」を紹介。3位に津田塾大、4位に共立女子大と日本女子大がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。
ランキングは、大学通信が全国の進学校を対象にアンケートを実施し、624校の進路指導教諭から得た回答をもとに作成したもの。項目別に5校を選んで順位を付け、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント…として集計。多くの受験生が迷う志望校選びに、進路指導のエキスパートの意見を役立ててもらうことを目的に、今回は女子大学の結果に焦点をあてて気になる項目別のランキングを発表した。
面倒見の良い女子大学ランキングの3位は、21ポイントを獲得した津田塾大学。小規模大学ならではのきめ細かなキャリア支援で、教職員だけでなく、進路を決めた4年生、卒業生と大学全体で学生をサポートする。学生のニーズや採用状況等を考慮しながら多様な進路に対応し、公務員対策講座やマスコミ講座等、多くのガイダンスや講座を開催。小平・千駄ヶ谷の両キャンパスにキャリア・センターを設置し、学生生活から卒業後の進路までさまざまな相談に応じながら、学生の能力や適性、希望をしっかりと理解したうえで学生自身が自らの進路を決定できるようサポートしている。
4位は共立女子大学と日本女子大学が18ポイントで並んだ。共立女子大学は、学生の声に耳を傾け、ひとりひとりの成長に正面から向きあうことを重視。学生と教職員の距離が近く、学生数約5,000人規模の大学だからできる丁寧な学生支援を行っている。教員が担任に付く「アカデミック・アドバイザー制度」を導入し、学生生活の節目に学生全員に面談を実施。学生の悩みや不安に対して積極的に指導する他、学生は「学修ポートフォリオ」に学生生活での学修や気付きを記録して振り返りを行い、教職員が個別にフィードバックする体制を整備。さらに、学生のプロジェクト実現をサポートする「Stand Up!プロジェクト」等、さまざまな制度やスタッフが学生の自立を支援している。
ランキングの6位には、実践女子大学と聖心女子大学が同率でランクイン。大学通信のWebサイトでは、1位・2位の大学についても分析等を紹介している他、1位から30位の大学までランキングを紹介している。
女子大学編「面倒見が良い大学ランキング2022」1位は?