3位はお茶大「改革力が高い大学」女子大編1位は?

 大学通信は2023年5月15日、全国の進学校の進路指導が評価する2022年女子大学の各種ランキングを発表した。「改革力が高い大学ランキング2022(女子大学編)」は、3位にお茶の水女子大、4位に共立女子大、5位に藤女子大等3校がランクイン。

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改革力が高い大学ランキング2022(女子大学編)1位~5位
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 大学通信は2023年5月15日、全国の進学校の進路指導が評価する2022年女子大学の各種ランキングを発表した。「改革力が高い大学ランキング2022(女子大学編)」は、3位にお茶の水女子大、4位に共立女子大、5位に藤女子大等3校がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。

 ランキングは、大学通信が全国の進学校を対象にアンケートを実施し、624校の進路指導教諭から得た回答をもとに作成したもの。項目別に5校を選んで順位を付け、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント…として集計。多くの受験生が迷う志望校選びに、進路指導のエキスパートの意見を役立ててもらうことを目的に、今回は女子大学の結果に焦点をあてて気になる項目別のランキングを発表した。

 改革力が高い大学ランキングの3位は、11ポイントを獲得したお茶の水女子大学。1875(明治8)年に日本初の官立女子機関「東京女子師範学校」として設立された同大は、2025年に創立150周年を迎える。2024年4月には、「人間環境工学科」と「文化情報工学科」の2学科を有する「共創工学部」を新設予定(学部学科名はいずれも仮称。2024年度新設予定:設置申請中)。工学専門領域が連携しながら人文学・社会科学と協働することで、新しい技術やシステム、文化を創り、社会実践を通じて新たな価値を創成できる女性リーダーの育成を目指す。

 4位は5ポイント獲得の共立女子大学。2023年4月に建築とデザインが融合した日本初の「建築・デザイン学部」を開設。建築分野、インテリア分野、まちづくり分野の3分野から学べる「建築コース」と、グラフィック分野、プロダクト分野の2分野から学べる「デザインコース」を展開している。学部の学びの特徴は「芸術の視点」で空間やモノをとらえること。どこまでも使いやすい「ユーザビリティ」、永く使われ続ける「サステナビリティ」、多様な価値観を受け止められる「ダイバーシティ」も美しさの大切な要素とし、それらを周囲と協働しながら具現化することで課題を解決し、社会貢献できる力を身に付けた人材の育成を目指している。

 改革力が高い大学ランキングの1位は、29ポイントを獲得。2位に倍近い差をつけており、他に先駆けた学部構成や柔軟なカリキュラムが支持を集めているようだ。大学通信のWebサイトでは、1位から5位の大学までランキングを紹介。1位・2位の大学についても分析等を紹介している。

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《畑山望》

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