関東甲信が梅雨入り…前年より2日遅く6/8に発表

 気象庁は2023年6月8日、関東甲信地方で梅雨入りしたと発表した。前年(2022年)より2日遅く、平年より1日遅い梅雨入り。九州北部から東海地方では平年より1週間程度早く梅雨入りしたが、関東甲信ではほぼ平年並みとなった。

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令和5年の梅雨入り(更新日:令和5年6月8日)
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 気象庁は2023年6月8日、関東甲信地方で梅雨入りしたと発表した。前年(2022年)より2日遅く、平年より1日遅い梅雨入り。九州北部から東海地方では平年より1週間程度早く梅雨入りしたが、関東甲信ではほぼ平年並みとなった。

 気象庁では、現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、梅雨の入り明けの速報を「梅雨の時期に関する気象情報」として発表している。

 気象庁が発表した速報値によると、関東甲信地方では6月8日ごろに梅雨入りした。平年の6月7日ごろより1日遅く、前年の6月6日ごろより2日遅い梅雨入りとなった。

 2023年は沖縄・奄美で5月18日ごろ梅雨入り。沖縄では平年より8日遅く、奄美では平年より6日遅い。九州南部は平年と同じく5月30日ごろ梅雨入りした。

 一方、九州北部から東海にかけては平年より早く、5月29日ごろに一斉に梅雨入りを発表。九州北部は平年より6日、前年より13日早い梅雨入りとなったほか、近畿・東海においては平年より8日、前年より16日も早い梅雨入りとなった。そのほか、まだ梅雨入りしていない地方の平年時期は、北陸が6月11日ごろ、東北南部が6月12日ごろ、東北北部が6月15日ごろ。

 梅雨明けについては、平年、沖縄が6月21日ごろ、奄美が6月29日ごろ、九州南部が7月15日ごろ、四国が7月17日ごろ、九州北部・中国・近畿・東海・関東甲信が7月19日ごろ、北陸が7月23日ごろ、東北南部が7月24日ごろ、東北北部が7月28日ごろとなっている。

 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。気象庁発表の期日は、移り変わりの期間のおおむね中日を示したもの。「平年」は、2020年までの過去30年の平均(入り・明けを特定しなかった年は除外)の日付を示している。

《畑山望》

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