【高校受験2024】新潟県公立高、Web出願を導入…募集定員200人減

 新潟県教育委員会は2023年10月27日、2024年度新潟県公立高等学校入学者選抜の要項、おもな改訂点、募集人数、選抜方法などを公表した。全日制の募集定員は、前年度比200人減の1万2,350人。Web出願システムの導入により、出願手続きや合格発表はインターネット上で実施する。

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令和6年度新潟県公立高等学校 学校・学科ごとの募集人数と選抜方法など(全日制)
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 新潟県教育委員会は2023年10月27日、2024年度(令和6年度)新潟県公立高等学校入学者選抜の要項、おもな改訂点、募集人数、選抜方法などを公表した。全日制の募集定員は、前年度比200人減の1万2,350人。Web出願システムの導入により、出願手続きや合格発表はインターネット上で実施する。

 2024年度入学者選抜より、新潟県公立学校Web出願システムを導入。出願は、Web出願システムの手続きと書類提出により行う。合格発表は、各学校での発表とあわせて、Web出願システムでも志願者や中学校に選抜結果を通知する。入学考査料の納付方法は、クレジットカードによる電子決済、コンビニなどの現金自動預け払い機からの振込とする。2023年度(令和5年度)入学者選抜まで設定していた特別追検査は廃止する。

 一般選抜の学力検査は、新潟県教育委員会が作成した問題により全県一斉に実施する。全日制の検査教科は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科。定時制の検査教科は国語・数学・英語の3教科。配点は各教科100点。ただし、全日制の学校、学科によっては、指定する教科の配点をほかの教科の2倍とする傾斜配点を実施する。学校独自検査を実施する場合は、「面接」「PRシート」「実技検査」「課題作文」「筆答検査」「その他の検査」のいずれか、または複数を選択して実施する。

 入学者選抜を実施するのは、81校103学科(全日制91学科、定時制12学科)。募集人数は、全日制が1万2,350人、定時制が670人の計1万3,020人。前年度より全日制で200人減となる。

 全日制で募集学級を減らすのは、村上(普通)、新発田南(普通)、新潟東(普通)、新潟北(普通)、新津南(普通)、三条東(普通)、見附(普通)、十日町総合(総合)で、各1学級減。一方、募集学級を増やすのは、巻総合(総合)、柏崎常盤(普通)、高田北城(普通)、新井(総合)、佐渡総合(総合)で、各1学級増。新潟工業は、ミライ創造工学科に学科改編し、学校全体では1学級減。久比岐は募集停止となる。

 2024年度新潟県公立高校入学者選抜の日程は、特色化選抜が2024年2月2日から6日まで出願を受け付け、2月13日に面接などを実施。2月15日に内定通知を発送する。一般選抜は、2月19日から21日まで出願、2月27日から29日まで志願変更を受け付け、3月6日に学力検査、3月7日に学校独自検査を行う。追検査は、学力検査が3月13日、学校独自検査が3月14日。合格発表は3月15日。

 新潟県のWebサイトでは、学校・学科ごとの募集人数、特色化選抜出願のための実績要件、各校の求める生徒像なども公開している。

《奥山直美》

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