【高校受験2024】千葉県公立高、追検査など配慮事項まとめ

 千葉県教育委員会は2024年2月7日、2024年度(令和6年度)千葉県公立高等学校入学者選抜における配慮事項を取りまとめ公表した。検査会場の感染症対策や追検査の手続きなどについて記載している。

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令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜における配慮等
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 千葉県教育委員会は2024年2月7日、2024年度(令和6年度)千葉県公立高等学校入学者選抜における配慮事項を取りまとめ公表した。検査会場の感染症対策や追検査の手続きなどについて記載している。

 2024年度入試における感染症対策については、新型コロナウイルス感染症の5類移行を踏まえ、各学校の状況に応じて、生徒の健康状態の把握、適切な換気の確保、手指衛生や咳エチケットの指導など、必要な感染症対策を講ずる。健康観察シートの提出は不要。面接会場などは換気を実施し、受検者の上着着用については柔軟に対応する。なお、新型コロナウイルス感染症に係る特例検査は実施しないとしている。

 千葉県では追検査の受検を「本人に帰責されない身体・健康上の理由がある場合(出席停止となる感染症罹患・罹患の疑い・月経随伴症状など)」「受検者が自然災害や検査会場に向かう途中の事故・事件に巻き込まれた場合」「学校生活において、忌引の扱いとする事由が生じた場合」のいずれかにより、別室受検も困難で、本検査を全部または一部受検できない受検者に対し、特例的に認めている。

 追検査前日までにやむを得ない理由により、別室受検も困難な場合は中学校長へ相談。受検できないと判断した中学校長は、志願校の校長に連絡する。なお、過年度卒業者や学校教育法施行規則第95条第1号または第4号に該当する場合は、志願者本人(または保護者など)が直接、志願校の校長に連絡する。追検査の適否は、高等学校から連絡を受けた中学校長が志願者へ伝える。

 追検査の志願者は、受検票、追検査受検願(様式18)のほか、証明書類として医師の診断書(加療期間が明記されたもの)を志願先の校長に提出しなければならない。医師の診断書を提出できない場合は、志願者が本検査不受検理由証明書(様式19の1)を、在籍中学校の校長の確認を経て、志願先の校長に提出する。

 検査当日(検査会場に到着前)に志願者から欠席や遅刻の連絡を受けた高等学校長は、中学校や保護者と連絡を取り、事実確認をしたうえで、追検査の適否を高等学校長から中学校長に連絡する。

 検査当日(検査会場に到着後)にやむを得ない理由により、別室受検も困難で、本検査の全部または一部を受検できないと判断した高等学校長は、受検者の保護者と受検者の在籍中学校長に連絡したうえで、追検査の適否を高等学校長から中学校長に連絡する。

 検査当日に万一、事故・事件や痴漢の被害にあうなど緊急の事態が生じた場合は警察に連絡するなど事件・事故対応を取るとともに、志願者から志願校に連絡を入れること。追検査の手続き方法の詳細は、「令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜実施要項」の6~7ページで確認できる。

《川端珠紀》

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