10代女子が選ぶトレンドランキング、「BeReal.」は定番SNS

 マイナビが運営する「マイナビティーンズラボ」は2024年6月15日、「2024年上半期10代女子が選ぶトレンドランキング」を発表した。コト部門1位の「猫ミーム」の動画内で使用されたフレーズがコトバ部門3位にランクインするなど、部門を越え流行していく傾向がみられた。

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2024年上半期10代女子が選ぶトレンドランキング:ランキング1位総集
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 マイナビが運営する「マイナビティーンズラボ」は2024年6月15日、「2024年上半期10代女子が選ぶトレンドランキング」を発表した。コト部門1位の「猫ミーム」の動画内で使用されたフレーズがコトバ部門3位にランクインするなど、部門を越え流行していく傾向がみられた。

 「2024年上半期10代女子が選ぶトレンドランキング」は、2024年に流行した「ヒト・コト・モノ・コトバ・ウタ」の5ジャンルについて調査し集計したもの。2024年4月11日から5月7日にかけて、マイナビティーンズメンバー78名よりフリーアンサーで抽出したワードの中から、JK編集部が5つのジャンルごとに30項目をピックアップ。その中からマイナビティーンズ会員と外部調査会社のパネルに複数選択式アンケートを実施した。有効回答数は、13~19歳の女性682名。

 ヒト部門の1位は「ME:I(ミーアイ)」。日本最大級のサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」、通称「日プガールズ」で選抜され、4月にデビューを果たした11人組ガールズグループ。番組を見ていた10代女子が多く、番組のテーマソングもウタ部門9位にランクイン。2位は「NewJeans(ニュージーンズ)」、3位は「なこなこカップル」となった。

 コトバ部門の1位は「BeRealきた」。2023年のモノ部門にランクインしていた「BeReal.」は、今や10代女子にとって欠かせないSNSの1つ。アプリから通知が届き、2分以内に写真を撮影して投稿しなければならない仕組みだが、通知のタイミングはランダムであるため、突然通知が来ると、「BeRealきた!」と反応するのが日常となっているようだ。2位は、ドラマ「ゼイチョー~『払えない』にはワケがある~」の劇中において、菊池風磨と今井アンジェリカの掛け合いとして使用されたことが発端となる「それガーチャー?ほんまごめんやで」、3位は猫ミームの素材として使用されたフレーズ「チピチピチャパチャパドゥビドゥビダバダバ」がランクイン。

 モノ部門の1位はマクドナルドの「ハッピーセット『ハローキティ50周年』」。セットのおまけとしてついてくる全50種類のキティのぬいぐるみがかわいいと、10代女子の間で人気となった。2位は「平成女児チョコ」、3位は「アサイーボウル」。

 コト部門の1位はTikTokをはじめ、YouTubeやX上でも大流行した「猫ミーム」。思わずクスッと笑ってしまうようなエピソードやあるあるネタを、猫の画像や動画を素材として、コメントやキャプションをつけて再編集した動画のことで、10代女子が口を揃えて「自分で動画を作ったりはしないけど、とにかくSNSでよく流れてきた」と回答している。2位「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」、3位「変な家」には映画作品がランクインした。

 ウタ部門の1位はCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」。テレビアニメ「マッシュル-MASHLE-」の主題歌で、リリース後は瞬く間に大ヒット。アニメはもちろん、楽曲名の頭文字をとった「BBBBダンス」がTikTokで流行し、アニメ・ダンスともにコト部門にもランクイン。10代女子の2024年上半期の話題の中心となった。2位はtuki.の「晩餐歌」、3位は乃紫の「全方向美少女」となった。

 2024年上半期のトレンドランキングは、部門を越え流行していく傾向もみられ、前年から話題を集めていたSNS「BeReal.」は10代女子の定番SNSとしての地位を確立したといえる。さらに、コト部門では映画やアニメ、モノ部門ではお菓子やフードがランクイン。近年の傾向と変わらず、トレンドの情報元はTikTokでありつつも、TikTok上で流行りを見聞きするだけでなく、実際に購入したり劇場に足を運んだりなどリアルに体験したものが票を集める結果となった。

 TOP10をはじめ、ランキングの詳細はWebサイトで閲覧できる。

《中川和佳》

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