JR西日本は2024年12月1日より、新規で通学定期乗車券を購入する際、卒業予定年月日が証明された通学証明書などを持参すると卒業まで「みどりの券売機」などで購入できるサービスを導入する。また2025年春からは中高生のモバイルICOCAにおいて駅の窓口に並ぶことなく定期券が購入できる。
JR西日本では、「みどりの窓口」や「みどりの券売機プラス」に並ばなくても切符など購入ができるよう、さまざまなサービスを導入している。
今回は、通学定期乗車券をよりスムーズに購入できるサービスを開始。12月から新規で通学定期乗車券を購入する際、卒業予定年月日が証明された通学証明書などを持参することで、卒業まで「みどりの券売機」など各自で通学定期乗車券が購入できる。これにより進級後に継続購入する際、通学証明書などの確認が不要となる。新規購入時に係員が在学期間を設定することで進級時の学生証などの確認の省略が可能となり、入学時など新規購入時に1回のみの証明書確認になるという。
対象となる定期券は、JR西日本が発売する磁気定期乗車券およびICOCA定期乗車券。そのほかJR西日本が発売する他社の鉄道会社線との連絡定期券や「通学用新幹線定期FREX・パル」「特急用定期券パスカル通学(大学生)用」も対象となる。
モバイルICOCAにおいては、「モバイルICOCA通学定期乗車券(大学生用)」は2024年4月より導入を開始しており、「モバイルICOCA通学定期乗車券(中学生・高校生用)」は、2025年春よりサービス開始を予定している。現在、中学生・高校生用通学定期券はカードタイプのICOCAのみだが、モバイルICOCAで購入可能となる。モバイルICOCAは、駅の窓口に並ぶことなく定期券が購入できるという。
中高生のモバイルICOCAでは、保護者などがクレジットカードなど決済用カードの情報を入力して代理決済することで、通学定期券が購入できる。大学生用の通学定期券も代理決済による購入が可能。開始時期は2025年春を予定している。