令和6年(2024年)司法試験の合格者数と合格率をみると、1位はいずれも「予備試験合格者」であることが、法務省の2024年11月6日の発表より明らかになった。予備試験合格者の合格率は92.84%。一方、合格者を出せなかった法科大学院は8校あった。
2024年司法試験の合格者数は、「予備試験合格者」が441人で最多となり、ついで「慶應義塾大法科大学院」146人、「早稲田大法科大学院」が139人、「東京大法科大学院」が121人。一方、合格者を出せなかった法科大学院は8校あり、このうち1校は出願者がいなかった。
合格者数を受験者数で割った合格率は、「予備試験合格者」が92.84%で最高となり、「慶應義塾大法科大学院」59.35%、「愛知大法科大学院」55.56%、「京都大法科大学院」49.31%、「一橋大法科大学院」48.78%、「東京大法科大学院」47.45%が続いた。
毎年、多数の司法試験合格者を輩出している伊藤塾。司法試験科担当課長の奈良大輔氏は今年度の司法試験について、「法科大学院在学中受験が始まり2回目の司法試験となりましたが、合格者数こそ昨年より減少したものの、合格率は40%を超える42.13%、合格者数は1,500人を超える1,592人が司法試験の合格を手にしました。
その中で、予備試験ルートの合格率は92.84%と今年も圧倒的に高いものとなり、今年も司法試験合格の王道ルートと呼ぶに相応しい結果となりました。
一方、法科大学院ルートでは、法科大学院修了ルートと法科大学院在学中ルートの合格率に32.46%もの開きがあり、昨年を超える1,232人が法科大学院在学中の司法試験受験を選択していることからも、ますます司法試験合格の早期化が進んでいます。
このことから、法科大学院での履修期間は司法試験の合否に影響はなく、司法試験の早期受験に備えて、法科大学院入学前にいかに高い実力を備えて入学するかが、司法試験合格に重要であることがますます鮮明になったと言えるでしょう。」と振り返った。
なお、伊藤塾では11月6日(水)の23時時点で1,592人中、1,376名※ の合格者が判明している。占有率は87.4%。現在も続々と受講生の合格の報が届いているという(※ 講座内訳:入門講座690人、講座/答練331人、模試355人)。
2024年司法試験合格発表【伊藤塾】の合格実績はこちら司法試験受験をこれから検討する場合、大きく分けて「予備試験ルート」「法科大学院ルート」の2つの選択肢がある。しかし、目標とするべきはあくまでも「司法試験合格」であり、いずれのルートを選択するにせよ、最終ゴールとなる司法試験合格までを見据えた正しい合格戦略が必要だ。
伊藤塾では、圧倒的な人数の合格者データをもとにカリキュラムを開発。毎年多くの司法試験合格者を輩出している。
先述の奈良氏は今年度の結果を受け、次のように語ってくれた。「今年の司法試験でも、伊藤塾の入門講座から学生・社会人問わず、双方のルートで多くの合格者が誕生しました。伊藤塾の司法試験入門講座では、膨大な合格者データから弾き出されたデータをカリキュラムに反映し、法律知識ゼロから司法試験に必要な力を身に付けることができる量と質を提供しています。この秋からスタートできる講座も多数ございますので、興味がありましたらお気軽にお問い合わせください」。
伊藤塾についてはこちら(協力:伊藤塾)