【大学ランキング】観光系1位は…学部系統別実就職率

 大学通信は2025年1月23日、「2024年学部系統別実就職率ランキング(観光系)」を公開した。3位は明海大・ホスピタリティ・ツーリズム学部、4位は跡見学園女子大・観光コミュニティ学部、5位は東洋大・国際観光学部がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。

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2024年学部系統別実就職率ランキング(観光系)1位~5位
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 大学通信は2025年1月23日、「2024年学部系統別実就職率ランキング(観光系)」を公開した。3位は明海大・ホスピタリティ・ツーリズム学部、4位は跡見学園女子大・観光コミュニティ学部、5位は東洋大・国際観光学部がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。

 ランキングは、医科・歯科の単科大などを除く全国757大学を対象に2024年春の就職状況を調査。560大学から得た回答(2024年12月2日現在)をもとに、系統別に学部実就職率上位校をまとめた。実就職率(%)は、「就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100」で算出。文部科学省が推奨する「就職率=就職希望者数に占める就職者の割合」と区別するため「実就職率」という表記を用いる。なお、算出方法が異なるため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。

 ランキングには、卒業生数が80人未満の小規模学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは未掲載。各系統はおもに学部名称で分類しており、学科構成や教育の内容が似ていても掲載していない場合もある。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載している。

 3位は実就職率93.9%の明海大・ホスピタリティ・ツーリズム学部。同学部は、ホスピタリティ業界で活躍してきた実務家教員による実践教育が特徴。また実社会での体験学習を重視したホテルや空港、旅行代理店などの多数設置するインターンシップや、1年次から実施するキャリアプログラムも特徴の1つとなっている。観光産業のほか、あらゆる職種で求められるコミュニケーション力やホスピタリティを養うとともに、人とデジタルをつなぐ素養を身に付けることで、幅広い分野に適応できる人材を育成する。

 4位は実就職率93.8%の跡見学園女子大・観光コミュニティ学部。「観光デザイン」「まちづくり」の2学科のうち、観光デザイン学科は、就業体験や地域と連携したプロジェクトなど実践的な活動を通じて「観光デザイン能力」を身に付ける。一方、まちづくり学科は、人と人をつなげて地域の課題を解決し、持続可能な地域社会をデザインする「まちづくり」について学ぶ。防災、行政、ボランティア、都市計画など、地域の課題を解決できる人材を育成する。社会調査士や国内旅行業務取扱管理者などの資格取得も可能。

 5位は実就職率91.9%の東洋大・国際観光学部。同学部は観光の企画・デザインからプロモーション・営業までを学び、観光産業や行政などでの活躍を目指す「観光政策・ツーリズム系」と、航空やホテル・旅館、ブライダル、外食といったサービス関連産業について学び、これらの組織をマネジメントする力を身に付ける「ホスピタリティ系」の2つの分野に分かれている。英語については基礎力向上、外国語学研修、海外就業体験、英語での専門教育と、4年間で段階的にレベルを高めるカリキュラムを置き、グローバルな環境で就業する力を磨くために、海外インターンシップやグローバル企業での実務研修も用意している。

 以降、6位 立教大・観光学部(実就職率91.5%)、7位 東海大・観光学部(同91.4%)、8位 秀明大・観光ビジネス学部と阪南大・国際観光学部(同90.0%)、10位 玉川大・観光学部(同86.2%)。上位10校中7校が首都圏所在の大学だった。

 日本政府観光局(JNTO)の発表によると2024年の訪日外客数は年間3,600万人を突破し過去最多を記録したという。近年、外国人観光客が急増している背景もあり、観光系学部の需要は今後も高まりそうだ。

 観光系実就職率ランキング1位・2位は、首都圏以外の大学がランクイン。ランキングの詳細は、大学通信のWebサイトで確認できる。

2024年実就職率ランキング「観光系」1位は?

「2024年学部系統別実就職率ランキング」一覧

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《川端珠紀》

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