代々木ゼミナールは2025年4月11日、2025年度の私立大学一般入試の出願状況をまとめた各種資料の更新情報をWebサイトに掲載した。11年連続トップの近畿大学を抑え、志願者数1位となったのは千葉工業大学。前年度(2024年度)に比べ志願者数がもっとも増加したのも千葉工業大学となった。
代々木ゼミナールは、2025年度の私立大学一般入試の出願状況をまとめた出願結果ページを公開。随時集計データを更新しており、最新情報として4月11日現在までに判明した日程・方式等の集計結果をまとめて公開している。一部方式などを除き、ほぼ志願状況は確定している。
2025年度の私立大学一般入試は、募集人数の総計20万3,018人に対し、305万7,582人が出願。募集人数が前年度に比べ5,379人減少しているのに対し、志願者数は前年度比20万9,855人増加となり、倍率は15.1倍(前年度比1.4ポイント増)となった。一般選抜、共通テスト利用ともに全方式で志願者が増えており、一般選抜で前年度比13万2,181人増、共通テスト利用で同7万7,674人増となっている。
志願者数の多い大学は、1位「千葉工業大」16万2,005人、2位「近畿大」15万7,563人、3位「明治大」11万5,323人、4位「東洋大」11万3,762人、5位「法政大」10万5,107人、6位「立命館大」9万6,917人、7位「早稲田大」9万5,938人、8位「日本大」9万2,232人、9位「関西大」7万9,859人、10位「中央大」7万3,803人。2024年度まで11年連続で1位の座をキープしていた「近畿大」が2位となり、前年2位の「千葉工業大」が1位になった。3位から10位までは前年度と同順位となっている。
志願者数の増加をみても、千葉工業大がもっとも志願者数を伸ばしており、前年度より1万9,360人増やした。続く志願者数増のトップ10は、桜美林大、日本大、東京工科大、東洋大、近畿大、実践女子大、中央大、明治学院大、関西大。近畿大までの上位6校が前年度比1万人以上の志願者数増となっている。
一方、もっとも志願者数を減らしたのは摂南大。前年度比4,229人減となり、倍率は前年度の11.6倍から8.3倍へと減少した。そのほか、大阪産業大、明星大、神奈川大、広島修道大、専修大、杏林大、東京女子大、成城大、中部大などが志願者を減らした。なお、明星大は4月11日現在でまだ志願者数が確定していないため参考までにみてほしい。
代々木ゼミナールのWebサイト内の出願結果ページでは、私大の出願状況のほか、志願者数の多い大学30校、志願者数増加上位20大学、志願者数減少20大学、学部・学科の系統別集計などの集計結果を掲載。各私大ごとの志願状況も見ることができる。