TimeTree未来総合研究所は、カレンダーシェアアプリ「TimeTree」に登録されたデータを分析し、ゴールデンウィーク(GW)の旅行予定についての調査結果を発表した。調査によると、旅行予定がもっとも集中している日は「5月3日(土・祝)」で、ついで「4月26日(土)」であることがわかった。
「旅行」をタイトルに含む予定の登録数を集計した結果、4月28日(月)から5月2日(金)は平均を下回っており、今回のGWは「動く日」と「動かない日」が明確に分かれた構造が見られる。特に「日帰り旅行」をタイトルに含む予定では、4月26日(土)がもっとも高く、ついで5月3日(土・祝)、4月27日(日)、5月5日(月・祝)の順に高いことがわかった。飛び石型連休の今年は、日帰り旅行であっても予定を立てやすい日を選んで行動している傾向がうかがえる。
旅行予定はコロナ禍で大きく落ち込んだが、2022年以降徐々に回復し、2024年にはピークを記録。2025年はわずかに後退したものの、依然としてコロナ前の約半分の水準に戻っていることがわかる。旅行は特別なものから、生活に溶け込んだものへと、定着フェーズに移行しつつあるとも読み取れる。
「旅行」を予定名に含むデータから、国内旅行先ランキングの1位は「沖縄」、2位が「北海道」、3位が「大阪」であった。前年の2024年と比較すると、1位だった「大阪」が3位に順位を下げた一方で、「沖縄」「北海道」が順位を上げてトップ2に。関東圏からは長距離移動が必要な観光地が上位に並ぶ一方で、5位以内に「静岡(熱海、伊東等含む)」「神奈川(箱根、鎌倉等含む)」など、日帰りでも可能な目的地も登場している。
海外旅行先では、「韓国」「台湾」「タイ」が上位にランクイン。比較的距離が近く、短期間でも楽しめるアジア圏の人気が目立つ。