大学通信は、全国の高校進路指導教諭が評価する「改革力が高い大学ランキング2024」を発表した。3位に近畿大学、4位に東京科学大学、5位に東京大学がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。
大学通信では、受験生の多くが悩む志望校選びのサポートとして、全国の高校にお勧めの大学に関するアンケートを実施。2024年度のランキングでは、全国766校の進路指導教諭から得た回答を集計しランキング化した。ランキングは各項目ごとに選ばれた5校について、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント…として集計している。
「改革力が高い大学ランキング(全国編)」は、3位「近畿大」、4位「東京科学大」、5位「東京大」、6位「東洋大」、7位「立命館大」、8位「明治大」、9位「京都大」、10位「筑波大」がランクイン。4位「東京科学大」は、前身である「東京医科歯科大」と「東京工業大」の合計値。トップ10は国立大と私立大が5校ずつ並ぶ結果となった。
3位の「近畿大」は290ポイント獲得。日本初の入試の完全ネット出願への移行や、国際学部全学生の1年間留学必須化と「ベルリッツ」の語学学習プログラム導入など、数々の先駆的な試みが目を引く。一般選抜志願者数は2024年度まで11年連続全国1位で、受験生からの評価も高い。また、2024年の「社会人が評価する大学ランキング」においても「ここ20年で社会的評価が高まったと思う大学」の全国4位にランクインしている。「長期ビジョン2030」では、行動指針の1つに「常に革新的である」を掲げ、「時代の変化に対応し、選ばれる教育機関であり続ける」ことで、社会に貢献できる人材の育成を続けていく方針を示している。
4位は、2024年10月に東京医科歯科大と東京工業大が統合して設立された「東京科学大」。238ポイントを獲得した。屈指の研究力を有する両大学の統合には、大学としてより大きな役割を果たしていくことに対する社会からの大きな期待が寄せられている。地球環境の悪化、新興・再興感染症、少子高齢化など、人類はこれまで想像し得なかった地球規模の課題に直面している。その解決に向けて、両大学が積み上げてきた理工学、医歯学に関する数々の実績と知を結集。両大学の重点分野や戦略分野を強化し、尖った研究をさらに推進することで、社会に貢献できる大学へと進化していく。
改革力が高い大学ランキング2024の1位・2位は大学通信のWebサイトに掲載。サイトでは1位・2位の大学が推進する教育改革や目指すビジョンなどを紹介しているほか、解説動画も見ることができる。
改革力が高い大学ランキング2024「全国版」1位は?