子供とお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディが、全国の保護者を対象に「お出かけや旅行で子供が園や学校を休むことについての考え」を調査した結果、賛成派が81%に達したことがわかった。賛成派の増加は、家族との時間を大切にしたいという思いや、子供の体験への価値観が背景にあるとされる。
2023年7月に実施された同様の調査では、賛成派は69%だったが、2025年の調査では81%に増加した。特に「どちらかというと賛成」と答えた割合が36%から47%に上昇しており、家庭の事情や子供の体験を優先する保護者が増えていることがうかがえる。
一方で、反対派は減少傾向にある。「どちらかというと反対」は26%から15%に減少し、「反対」は4%で変わらなかった。反対意見の背景には、子供の学習への遅れを心配する声や、義務教育への意識の強さがある。
調査では、賛成派の保護者に理由を尋ねたところ、家庭ごとの事情や平日の方が空いているからという理由のほか、子供との時間を大切にしたいという思い、体験への価値観などがあげられた。
また、過去の調査との比較では、「反対から賛成へ」と考え方が変化した保護者も多く、家庭環境やコロナ禍を経て、皆勤に対する価値観が変化しているようすもうかがえた。
今回の調査は、2025年4月3日から4月9日にかけて、全国のいこーよ会員を対象にインターネットアンケート形式で実施され、386サンプルが集まった。調査結果は、いこーよ総研が分析を行った。