NEXERと平石クリニックは2025年7月11日から29日にかけて、小学生以上の子供がいる全国の男女300名を対象に「子供の夏休みの過ごし方に関するアンケート」を実施した。その結果、38.7%の保護者が夏休み中の「生活リズムの乱れ」に悩んでいることがわかった。
調査では、子供の学生時代の夏休み中にどのような点に悩みや課題を感じたかを複数回答で聞いた。もっとも多かったのは「子供の生活リズムの乱れ」で38.7%、ついで「子供の学習面」が36.7%、「子供のゲームや動画視聴などの増加」が22.7%と続いた。
「生活リズムの乱れ」を選んだ理由として、「楽しい事が沢山あるから、遅寝遅起きになってしまいがちだから」(30代・女性)、「起きるのが遅くなり、ダラダラしがちになってしまうので」(40代・女性)、「休みが長いので生活リズムが乱れる」(40代・男性)などがあげられた。
「学習面」については、「勉強時間が少なくなるから」(20代・女性)、「宿題しかしないので、学習面で不安」(40代・女性)といった声があった。
「ゲームや動画視聴などの増加」では、「ひたすら動画ばかり見て視力低下の可能性があるから」(40代・女性)、「家にいる間、ずっとゲームやテレビを見る時間になってしまう」(40代・女性)などの理由が示された。
悩みや課題を解消するために夏休み中に工夫していたことがあるかを聞いたところ、32%が「ある」と回答した。具体的な工夫として、「できるだけやりたい事をやらせてあげたいが常にお金を使わない事を意識していた」(30代・女性)、「なるべく外で過ごす」(30代・男性)、「予定表をつくり、その通りに動いていく」(40代・女性)などがあげられた。
工夫の効果について聞いたところ、78.1%が「効果があったと思う」と回答した。理由として、「きちんと取り組む時間が増えた」(30代・女性)、「メリハリのある生活が送れたから」(40代・女性)、「自ら勉強するようになったので」(40代・男性)などがあげられた。
一方、「効果があったと思わない」と回答した理由では、「毎日ゲームや動画から長時間離すために、親だけが頑張るのには限界がある」(40代・女性)、「子供が勉強嫌いだから」(40代・男性)といった声があった。
調査結果から、多くの保護者が夏休み中の子供の生活リズムの乱れに悩んでいる一方で、予定表や時間割の作成、外遊びや家庭内活動の工夫など、さまざまな対策を講じていることがわかった。
◆「子どもの夏休みの過ごし方に関するアンケート」調査概要
調査期間:2025年7月11日 ~ 7月29日
調査機関:NEXER(自社調査)
集計対象:事前調査で「小学生以上の子供がいる」と回答した全国の男女
有効回答:300サンプル
調査方法:インターネット調査