【大学受験2025】新潟県立大で採点ミス…9人が追加合格

 新潟県立大学は2025年8月26日、2025年度(令和7年度)一般選抜の英語の個別学力検査において、採点ミスがあったことを公表した。解答の確認と再採点のうえ、あらためて合格判定を行った結果、新たに9人を合格とした。

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 新潟県立大学は2025年8月26日、2025年度(令和7年度)一般選抜の英語の個別学力検査において、採点ミスがあったことを公表した。解答の確認と再採点のうえ、あらためて合格判定を行った結果、新たに9人を合格とした。

 採点ミスが発覚したのは、2月9日と2月22日に行われた2025年度一般選抜A日程およびB日程の個別学力検査の英語の試験問題。問題・解答例・出題の意図を大学Webサイトに公表したところ、大学入試問題を扱う出版社から、解答が誤りではないかと問合せがあり、学内関係者であらためて点検した結果、正答を誤答として採点していたことが判明した。

 国際経済学部の英語の試験問題で、A日程の大問1の小問題5、B日程の大問1の小問題3。いずれも正答を誤答として採点していた。大学によると、採点時における最終的な解答例の確認が不十分であったため、今回のミスが発生したという。

 新潟県立大学では、解答の確認と再採点のうえ、あらためて合否判定を実施。その結果、当初は不合格となっていた受験者のうち、A日程1人、B日程8人の計9人を新たに合格者とした。なお、当初に合格と判定した者については、判定結果を変更しないこととした。

 新たな合格者となった受験者には、お詫びとともに合格通知書を送付。入学を希望する場合は、2025年4月の入学者と同時期に卒業できるよう、最大限の配慮と履修支援を行うほか、4月に入学していれば負担する必要のなかった費用などについて、受験者や家族と相談のうえ、社会通念上相当の補償を行うとしている。

 今回の出題ミスを受け、新潟県立大学では今後、再発防止検討委員会(仮称)を設置し、再発防止に向けた取組みを行っていく。若杉隆平学長は「今回このような重大なミスが発生したことを真摯に受け止め、今後このようなミスが生じないよう、再発防止に取り組み、信頼回復に努めてまいります」とコメントしている。

《奥山直美》

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