社会人になってから英語学習経験がある人の約55%が、英語のスキルの中で「スピーキング」がもっとも苦手と感じていることが2025年9月17日、イングリッシュベル英会話の実態調査で明らかになった。英語力の課題は「瞬時に言葉が出てこない」が6割を超えた。
アイキューブが運営する「イングリッシュベル英会話」は2025年8月25日から27日にかけて、社会人になってから英語学習経験がある20代から50代の男女を対象に、英語学習の実態調査を実施した。この調査により、社会人になってから英語学習を始めた人の目的や学習手段、成果が明らかになった。
調査によると、英語の重要性が高まる中、社会人の6割以上が英語学習を継続していた。「現在も英語学習を継続しているか」を問うと、「はい」と答えた人が61.7%を占めた。
英語学習を始めたおもな目的は、「自己研鑽」が42.8%で1位、「趣味」が41.6%で2位、「海外旅行で使いたいから」が29.8%で3位にランクイン。この結果から、自己成長への投資や趣味としての英語学習がおもな動機であることが示された。
使用している学習手段としては、「英語学習アプリ」が48.2%でもっとも多く、ついで「書籍」が38.9%、「動画」が30.4%となり、デジタルコンテンツの手軽さが受け入れられていることがわかった。
一方で、英語学習を通じて成長を実感するスキルでは、「リスニング」が36.1%でもっとも高く、続いて「スピーキング」が29.8%、「リーディング」が22.3%であった。しかし、「スピーキング」は、英語のスキルの中でもっとも苦手なスキルとしてもあげられており、54.5%の社会人が「スピーキング」を苦手と感じている。
英語力の課題については、「瞬時に言葉が出てこないこと」が60.2%でトップ。「知っている語彙やフレーズが少ない」「発音や文法に自信がない」が44.3%で続いた。
イングリッシュベル英会話は、この調査結果をもとに「英語に英語で考える、反応する」トレーニングを提供しており、「DMEメソッド」で短期間での会話力、理解力向上を支援している。調査は、332名の社会人がインターネットを通じて回答した。