東京理科大学は2025年11月22日と23日、同学園祭「理大祭」の一環として、科学実験イベント「サイエンス夢工房」を神楽坂、野田、葛飾の3キャンパスで開催する。生物、物理、化学など理工系全般の実験を通して、子供たちに科学の面白さを体験してもらうことを目的としている。入場無料で、事前申込み不要。
「サイエンス夢工房」は、「子供たちに科学を体験する場を提供し、科学を身近に感じてほしい」という思いから、同大学の教員有志による活動として始まった。30年近くにわたり地域の科学啓発に貢献しており、2024年の開催では3地区あわせて1,000人を超える来場者を集めた。現在では大学教員だけでなく、同大学を卒業した中学・高校の理科教員や、在学生、中学・高校の科学系クラブに所属する生徒たちも実験の指導を担当。地域の科学教育センターなども出展し、多世代が協力して運営している。
神楽坂地区では、11月22日の午前10時から午後4時まで、神楽坂キャンパス8号館食堂の1階と2階で開催する。23日は開催しないため注意が必要だ。おもな企画として、「超伝導コースターを走らせよう」や「『人工いくら』でスノードームをつくろう!」など、物質の不思議な性質を体験できる実験が用意されている。
野田地区では、11月22日は午前10時から午後4時30分まで、23日は午前10時から午後4時まで開催する。会場は野田キャンパスの講義棟や6号館の実験室など複数個所にわたる。おもな企画は、「発光スライムを作ろう」といった化学実験のほか、「夢工房物理の部」と題した物理現象を学ぶコーナー、「電気や光、超音波を使って健康度を測定してみよう!」といった身体の仕組みに迫る体験もできる。
葛飾地区では、11月22日と23日の両日、午前10時から午後5時まで開催する。会場は葛飾キャンパスの講義棟、研究棟、実験棟、未来わくわく館など広範囲にわたる。おもな企画として、ミクロの世界をのぞく「自分の細胞を見てみよう」や、実践的な学びが得られる「モノづくりを通して建築構造や防災を学ぼう!」などが予定されている。
同イベントは、各キャンパスで開催される学園祭「理大祭」の企画のひとつとして行われる。来場の際は、各地区の理大祭Webサイトで詳細情報をあわせて確認することができる。
◆サイエンス夢工房(神楽坂地区)
日時:2025年11月22日(土)10:00~16:00
会場:東京理科大学 神楽坂キャンパス 8号館食堂1階・2階
参加費:無料
◆サイエンス夢工房(野田地区)
日時:2025年11月22日(土)10:00~16:30、23日(日)10:00~16:00
会場:東京理科大学 野田キャンパス講義棟2階K202教室・K203教室、6号館1階BS第二学生実験室、6号館2階IS計算機室
参加費:無料
◆サイエンス夢工房(葛飾地区)
日時:2025年11月22日(土)10:00~17:00、23日(日)10:00~17:00
会場:東京理科大学 葛飾キャンパス 講義棟3階、第1研究棟東西貫通通路下、第2実験棟、未来わくわく館(図書館棟1階)
参加費:無料

