TOEIC高スコアでも英会話力に大きな開き…アルク調査
TOEICテストのスコアが高くてもスピーキング能力が低い人がいる反面、TOEICテストのスコアの割にスピーキング能力の高い人が多数いる実態が、アルクが3月20日に公表した「アルク英語教育実態レポート2014」より明らかになった。
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
同レポートでは、TOEICテストのスコアと英会話力との相関を示している。英語スピーキング能力に関し中学生、高校生、大学生、社会人までを9段階で評価し、結果を分析した。また、大学での英語学習アドバイザーによる指導の実態を紹介している。
アルクが運営する英語スピーキング能力測定試験(TSST:Telephone Standard Speaking Test)とTOEICテストとの相関について、「相関係数r=.68」で中程度の相関がある。しかし、2つの評価結果のばらつきの度合いは大きく、TOEICテストのスコアが高くてもスピーキング能力が低い人がいる反面、TOEICテストのスコアが低くてもスピーキング能力の高い人が多数いた。
また、スピーキング能力の分布は、中学生では「丸暗記した決まり文句を言える」レベルに受験者が集中し、高校生、大学生、社会人へと成長するにつれ上位レベルへ移行している。しかし、大学生や社会人でも「英語を使って仕事をしていく」のは難しいレベルに受験者分布のピークがあることがわかった。
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