代ゼミ、校舎を20校から7校に集約…センター試験の自己採点結果分析も廃止

　高宮学園は8月25日、代々木ゼミナールの平成27年度事業計画を発表した。平成27年4月より20校の募集を停止して7校に集約するほか、センター試験の自己採点結果の分析を行うセンターリサーチを中止し、模擬試験を一部取りやめるという。

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2014.8.26 Tue 10:15

　高宮学園は8月25日、代々木ゼミナールの平成27年度事業計画を発表した。平成27年4月より20校の募集を停止して7校に集約するほか、センター試験の自己採点結果の分析を行うセンターリサーチを中止し、模擬試験を一部取りやめるという。

　同学園は昭和32年の開校以来、半世紀余りにわたって大学受験予備校を運営してきたが、少子化に伴う受験人口の減少や現役志向の高まりから浪人生が減少したことにより、校舎を集約することに決定。平成27年4月より、本部校（新宿）と札幌校、新潟校、名古屋校、大阪南校、福岡校、造形学校（渋谷区原宿）の7拠点体制とし、その他の校舎については募集停止するという。平成26年度中は現在の校舎で授業を行う。

　募集を停止する仙台校や高崎校、池袋校、横浜校など19の校舎と横浜アトリエに通う高校1、2年生については、平成27年4月からも近隣校舎もしくは同学園グループの大学受験現役塾Y-SAPIXにて指導を継続していくという。

　代ゼミ公開模試については、東大、京大をはじめとする主要大学別の模試と高校1、2年生対象の模試に絞って実施し、全国の大学を対象とする模試や大学入試センター対策を対象とする模試は中止する。センター試験の自己採点結果の分析を行う「代ゼミ・センターリサーチ」は平成27年より中止する。

　そのほか、代ゼミサテライン予備校（塾・予備校向け映像授業配信）、代々木ゼミナール国際教育センター（帰国生受験指導）、代ゼミ個別指導スクール、代々木ゼミナール教育総合研究所（高校教員研修等）、代ゼミライセンススクール（資格取得指導）、高校向け映像授業配信、高校・大学からの受託業務（学習支援、出張講義など）は平成27年度以降も継続する。

　教職員の雇用については、40歳以上の職員に対して再就職支援を伴う早期希望退職を募集する。講師の業務契約は個別に対応するとしている。