◆小学生の1日のスケジュール
学校や家庭の生活習慣によってタイムスケジュールは多少異なるが、新小学1年生の1日を追いながら、注意すべきポイントを確認していこう。
6:30~7:00 起床
【ポイント1】朝の生活リズムを身につけよう!
登校時間に合わせて、起床・着替え・朝食・排便・準備と朝の生活のリズムを身につけておくと安心だ。
7:00~7:30 朝食
8:00~8:20 登校
【ポイント2】通学路と交通ルールを確認しよう!
親子で一緒に通学路を歩きながら、交通ルールをよく確認しておくことが大切。特に横断歩道を渡るときに気をつける点はしっかりおさえておきたい。
8:30~8:45 朝の会
8:45~10:20 授業(1・2時間目)
【ポイント3】机に向かう練習をしよう!
小学校での1時限は45分で、年長児の集中時間と言われる15分の3倍になる。1年生は1日5時限(※入学直後の時間割は異なる)あり、学校で過ごす時間は約7時間。入学前から「落ち着いて机に向かう」練習をしておくと安心だ。勉強に限らず、お絵かきでもパズルでも、読書でもOKだ。
10:20~10:40 中休み
10:40~12:15 授業(3・4時間目)
12:15~13:00 給食
【ポイント4】時間内での行動を練習しよう!
休み時間に次の授業の準備をしたり、着替えたり、時間内に給食を食べ終えたりと、小学校では決められた時間の中で行動することが多い。日頃から「○分以内に着替えよう」などと、時間を意識した練習をしておくと安心だ。
13:00~13:40 昼休み・掃除
13:40~14:25 授業(5時間目)
14:25~14:50 帰りの会
【ポイント5】持ち物を自分で準備・管理する習慣を身につけよう!
帰りの会では、1日の出来事を振り返ったり、翌日の持ち物の連絡をしたりするので、人の話をきちんと聞く姿勢が大事だ。また入学前から、持ち物を自分で準備・管理する習慣を身につけておきたい。
15:00~15:20 下校
【ポイント6】荷物をもって歩く練習をしよう!
下校時にけがをする子が多いそうだ。荷物や傘を持って歩く練習をしておくことも大切だ。
18:00~18:30 夕食
20:00 就寝
小学生は、このような忙しいスケジュールをこなしながら家庭学習や習い事も頑張っている。起床から登校までの時間、帰宅から就寝までの時間の賢い使い方がポイントになりそうだ。
◇家庭学習は15~30分集中して
Z会が保護者に実施したアンケートによると、朝や帰宅直後の15~30分を家庭学習(※Z会+宿題に取り組む時間)にあてている方が多い。限られた時間の中で集中して取り組んでいるようだ。
◇習い事は2~3つ
ところで、小学生は習い事をいくつしているのだろうか。もっとも多いのが2つ(35.1%)でこれに3つ(32.6%)、1つ(20.3%)が続く。5つ以上という回答も3.9%あった。限られた時間を効果的に活用していることがうかがえる。
◇先輩保護者からのアドバイス
新しい生活は親子ともに不安なもの。以下に先輩保護者からのアドバイスを紹介しよう。
・先取り学習はほどほどに!
小学校での授業が楽しいと思えるくらいがちょうどよいです。先取り学習をやりすぎないこと。入学直後は勉強より新しいお友だちとうまくかかわっていけることのほうが大事です。(兵庫県 男の子のお母さま)
・「間違ってもだいじょうぶ」な心を育てる!
勉強というよりさまざまな体験を親子で行うことや、毎日机に向かう習慣をつけることがよいと思います。小学校で「わからない」「できない」ことがあっても落ち込んだり自信をなくしたりしないように、「まちがってもだいじょうぶなんだ」という気持ちをもてるような経験を積むとよいと思います。(千葉県 女の子のお母さま)
・学校が嫌いにならないように!
早寝・早起き、規則正しく生活して入学を迎えるのが理想ですが、うまくできないときにイライラして子どもに「そんなんじゃ小学生になれないよ!」などのことばを発してしまうと「学校=嫌」になってしまうので、あまり気負わないほうがいいと思います。(東京都 女の子のお母さま)
・親の仕事はポジティブにあいづち!
我が家は入学前に心配しすぎました。朝、起きることができれば子どもは自分で学校へ行き、毎日学んで帰ってきます。親の仕事は毎日の出来事を聞き、ポジティブにあいづちを打つことだと思います。(東京都 女の子のお父さま)
◆家庭学習に通信教育を活用
限られた時間で学習習慣を身につけるために、家庭で自分のペースで取り組める通信教育を取り入れる家庭も多い。通信教育で85年の歴史をもち、教材の質や指導に定評のあるZ会を例に、通信教育や家庭学習習慣を身につけるポイントを紹介する。
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