0歳児の就寝時の窒息死に注意、防止策は…消費者庁
0歳児の不慮の事故死のうち8割が窒息死で、中でも「就寝時の窒息」がもっとも多いことから、消費者庁はWebサイトに窒息事故防止策を掲載し、注意を呼びかけている。発達状況に応じた寝具の利用や就寝の仕方に注意が必要であるという。
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消費者庁が厚生労働省「人口動態調査」を分析したところ、平成22~26年の5年間で、0歳児の就寝時の窒息死事故が160件発生したことが明らかになった。これは、不慮の事故死全体の32%を占める。
0歳児の就寝時の窒息死事故の状況をみると、「顔がマットレスなどに埋まる」が33件ともっとも多く、「掛け布団等の寝具が顔を覆う・首に巻きつく」17件、「ベッドと壁の隙間などに挟まれる」13件などが続いた。
就寝時の窒息事故を減らすためには、発達状況に応じて寝具の利用や就寝の仕方に注意すべきであるという。具体的には、「大人用ベッドではなく、できるだけベビーベッドに寝かせる」「子ども用の軽い掛布団を使用し、敷布団やマットレス、枕は子ども用に固めの物を使用する」「寝ている子どもの顔の近くに口や鼻を覆ったり、首に巻きついてしまったりする物は置かない」「寝室には子どもの頭や顔が挟まる隙間をなくす」などを注意ポイントとして挙げている。
厚生労働省は、平成11年度から毎年11月を「乳幼児突然死症候群」(SIDS)の対策強化月間と定め、SIDSに対する社会的関心を喚起し、重点的な普及啓発活動を実施している。
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