知らない人からの声かけにどう対応? 映像で学ぶ子ども向け防犯教材

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「防犯モラルジレンマ学習」映像教材
「防犯モラルジレンマ学習」映像教材 全 2 枚 拡大写真
 日本こどもの安全教育総合研究所は、子どもたちが犯罪から身を守るための体験学習教材として「防犯モラルジレンマ学習」と題した映像教材を公開している。知らない大人からの声かけで子どもが迷う場面を実写で再現し、対応などを学ぶことができる。

 日本こどもの安全教育総合研究所は、既存のステレオタイプの安全論ではない、生活者や子どもに等身大の安全教育の在り方を提案、普及することを目指して、2006年に設立。子どもの防犯能力や安全教育などをテーマに研究・活動を続けている。

 体験学習教材は、国立青少年教育振興機構の平成27年度「子どもゆめ基金」から助成を受け、日本こどもの安全教育総合研究所の宮田美恵子理事長が中心となって制作。改良を重ねた末、7月末に完成させ、夏休み期間中には教材を使って先生向けの研修会も実施。すでに学校現場でも実際の授業で使われているという。

 日本こどもの安全教育総合研究所では、大人からの声かけに対し、善意の声かけか、不審な誘いかわからず、子どもが対応に迷ってしまうことを「防犯モラルジレンマ」と名付けている。映像教材では、大人と子どもが一緒に見ながら、迷ったときの対応を体験して学ぶことができる。単なる防犯テクニックではなく、相手に配慮した対応ができるよう子どもの心を育む道徳的な防犯教育教材だ。

 映像教材は、全8種類。おもな対象は、幼稚園年長から小学6年生。アニメーションの解説入りで、家庭や地域の利用を想定した「一般向け」と、子どもへの学習指導に慣れている先生などが活用することを想定した解説なしの「教育経験者向け」がある。対象者の学年ごとに収録内容が異なるほか、練習編と実践編もある。

 日本こどもの安全教育総合研究所の調査データに基づき、子どもが大人からの声かけで困ったり、迷ったりする場面を実写で再現。迷いを緩和し、必要に応じて自信を持って対応できるスキルを身に付けることを目指している。

 映像教材は、日本こどもの安全教育総合研究所のWebサイトで視聴できる。付属教材として、ワークシートとパネルシートもあり、PDF形式でダウンロードが可能。「防犯モラルジレンマ学習」の学習会や研修会、授業のサポート希望も受け付けている。

《奥山直美》

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