子どもが小5になる前に読んでおこう。中学受験への心構えが学べる本6選

 子どもが小学5年生になる前の今こそ、知識を蓄える時期です。「勉強法」や「問題集」ではなく、その前提となる、「親子関係」や「子どもの勉強に対する意欲」と向き合うための方法を教えてくれる6冊の本を紹介します。

教育・受験 小学生
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 昔よりも一般的になったとはいえ、いざ自分の家庭で挑むとなると、わからないことが多い中学受験。勉強法だけでなく、お子さんやお母さん自身にかかるストレスや、志望校の選び方など、知っておくべき知識はたくさんあります。

 子どもが小学5年生になる前の今こそ、知識を蓄える時期です。「勉強法」や「問題集」ではなく、その前提となる、「親子関係」や「子どもの勉強に対する意欲」と向き合うための方法を教えてくれる6冊の本を紹介します。

◆子どもと向き合うために読みたい本

 中学受験の準備を始める時期は、子どもが小学校高学年に上がり親子の付き合い方も変化していく時期。子どもが小さかった頃よりも、親子の向き合い方はますます重要になります。親子関係や子育てに悩みがある人も、自分の家庭には無いと考えている人も、中学受験に挑む前に、子どもと向き合うために役立つ本を読んでみれば、新しいコミュニケーションの在り方が見つかるかもしれません。

1、「子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?」著・おおたとしまさ(日経BP社)


引用:日経BP社

 「なんで勉強なんかしなきゃいけないの?」と子どもに言われた時、あなたはどう答えていますか?この根源的な質問にしっかり答えるためのヒントが、この本には載っているのです。

 荒俣宏さんや、内田樹さん、瀬戸内寂聴さんなど8人の識者が、「子どもが勉強しなくちゃいけない理由」について各々の考え方を大人向けパート・子ども向けパートに分けて語っています。「勉強すべき理由」を明確に伝えられれば、子どもの勉強に向けるモチベーションも良い方向に変わることでしょう。

2、「子育ては心理学でラクになる」著・DaiGo(主婦と生活社)


引用:主婦と生活社

 子育てには、ついイライラしてしまったり、心配事が尽きなかったりと精神的な負担が伴います。親子共にストレスやプレッシャーのかかることの多い中学受験。本格化する前に、テレビでも有名なメンタリストDaiGoさんの心理学を参考にするのがおすすめ。
子育ての方法というよりは、子どもと付き合っていく上での気持ちの整理の仕方が学べる本と言えるでしょう。お母さんが楽に構えていれば、子どもものびのびと育つはずです。

◆中学受験を家族みんなで考えるために読みたい本

 「中学受験は親子の二人三脚」とはよく言われること。勉強し、受験するのはあくまでも子どもですが、できることはなんでもしてあげたいと思うのが親心ですよね。子どもをサポートするために、親が何をすべきか?何をしてはいけないのか?を理解するために、本を読んで準備をしておきましょう。

3、「中学受験は挑戦したほうが100倍子どものためになる理由:迷っている親子のための受験のすすめ」著・田中純(みくに出版)


引用:みくに出版

 ストレスマネジメントのプロである田中純さんが中学受験への立ち向かい方を指南する本です。中学受験への挑戦が、子どもや家族をどう成長させてくれるかや、「感謝する」こと、「承認する・認める」ことなど、親ができることについて、すぐに自分の考え方に取り込めるような形でわかりやすく書いてあります。

 中学受験を本当にさせるべきか、迷っている方も多いでしょう。お子さんにとって、家族にとって中学受験をどう捉えるべきか悩んだら、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

4、「中学受験 わが子を合格させる父親道―――ヤル気を引き出す「神オヤジ」と子どもをツブす『ダメおやぢ』」著・鳥居りんこ(ダイヤモンド社)


引用:ダイヤモンド社

 お母さんと子どもだけで中学受験を乗り切るのではなく、お父さんも一緒に中学受験について考えていく・勉強していくというご家庭も多いでしょう。

 この本は、受験を経験したお母さん100人にアンケート調査を実施し、「合格させるお父さん、させないお父さん」という像について掘り下げた本です。お母さんが読めば、「あるある!」、お父さんが読めば「あるべき姿」がわかる作りになっています。家族一丸となって子どもの中学受験に立ち向かうきっかけ作りにおすすめです。

◆子どもの勉強に対するモチベーションを高めるために読みたい本

 過酷な中学受験も、子どもが勉強を楽しんでくれれば、一番良いですよね。大人になってから勉強をしてみると意外と楽しいものなのですが、ほとんどの子どもにとって勉強は退屈なものです。子どもが勉強を楽しめるようにしてあげることも、中学受験を応援する親の務めでしょう。今からでも始めるべき、子どものモチベーションを高められる方法を指南してくれる本を読んでみましょう。

5、「自分からどんどん勉強する子になる方法」著・杉渕鐵良(すばる舎)


引用:すばる舎

 “「勉強をしなさい」は逆効果”というのはよく聞くことですが、この本の中では、その言葉の代わりに子どもがやる気を出すために必要な魔法の言葉が紹介されていたり、子どもの習性を利用し、楽しみながら勉強をさせるためのアイデアや考え方が書かれています。カリスマ小学校教師である杉渕鐵良さんが1,000人近くの子どもを見てきた経験から生み出された本書は、子どものモチベーションも親のモチベーションも上げてくれることでしょう。

6、「中学受験用 2016重大ニュース:日能研が選んだニュースファイル~未来をつくる小学生のために~」著・日能研教務部(日能研)


引用:みくに出版

 子どもと一緒に社会に目を向けるのにはぴったりの本。中学受験で時事問題は定番です。受験に備えるために、今からニュースに関心を持つためのアンテナを育てていきましょう。「社会は詰め込み型の勉強」という意識を子どもが持ってしまうと教科への苦手意識につながります。そうなる前に、「社会って面白い!」「自分も社会に関わりがある」という考えを根付かせることで、今後の勉強にも影響が出てきます。

◆読んでおけば来年・再来年が変わる

 今回紹介した本のレビューの中には、「子どもの受験はもう終わってしまったけれど、受験前に読んでいれば心構えが変わっていたかもしれない」という声や、「受験勉強に苦しんでいたけれど、本を読んで心持ちを変えたら楽になった」という声が投稿されています。

 どんな受験にも不安は付きもの。来年・再来年と親子で向き合って、受験を乗り越えていくために、心構えを学べる本を読んで準備しておきましょう。

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