【EDIX2017】新たな活用シーンを提案、体験授業も…ICT機器ゾーン
「ICT機器ゾーン」では、電子黒板などの提示装置と、タブレットなどの情報端末、アクティブラーニングを意識した可動性のあるファニチャーが紹介されていた。各社のブースでは、これらを使った体験授業が行われていた。
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【ICT機器ゾーン】
「ICT機器ゾーン」では、電子黒板などの提示装置と、タブレットなどの情報端末、アクティブラーニングを意識した可動性のあるファニチャーが紹介されていた。各社のブースでは、これらを使った体験授業が行われていた。
◆ScreenBeam 750(Actiontec Electronics inc 日本オフィス)
ScreenBeam 750は、タブレットなどの情報端末の画面を、電子黒板へワイヤレスで映し出すミラキャストアダプター。Wi-Fi環境(無線LAN)がなくても、電子黒板と1人1台の情報端末で、インタラクティブな授業を行えるというすぐれものだ。
操作は簡単。持ち運びも容易で低コスト。これまで、インフラ整備が遅れていてICTを活用した授業を行えなかった学校には朗報と言えるだろう。またWi-Fi環境があっても、処理スピードが遅い、動画再生をしようとしたらエラーになってしまった、などのトラブルに悩んでいる学校には、ScreenBeam 750を導入することで、Wi-Fiとネットワークの負荷を分散することが可能。動画再生もスムーズに行える。
◆ACERA 950(フルノシステムズ)
ACERA 950は、従来の無線LANアクセスポイントに、電子黒板と直結して画面表示する機能を備えたもの。従来、タブレット端末のデータを、電子黒板に表示するためには、専用のソフトウェアが必要だったが、それが不要というわけだ。
表示の開始や画面切り替えのレスポンスが早く、1台で40台のタブレットを楽々接続。大画面の動画も、コマ落ちすることなくキレイに表示できる。セキュリティも、高度な暗号化によりしっかり守られている。Wave2対応。
◆GAIA EDUCATION(ガイアエデュケーション)
2007年に創業し、ICTファニチャーを提案してきた同社。ICTファニチャーとは、1人1台の情報端末を使用するアクティブラーニングを想定した、可動性の高いファニチャー群のこと。1人1台タブレットの環境にはかかせない、タブレットストレージや、ICT機器を収納する可動式のカートなども自社で開発している。ベンチャー企業の機動力の良さを活かし、現場の先生の声を開発に反映していることが同社の強み。たとえばタブレットストレージは、エレベーターのない学校で、教室から教室へと運搬するために軽量小型化したり、給食専用エレベーターに載せられるサイズにするなど、学校ごとのニーズを反映している。
mimioの電子黒板や、授業支援ソフトPenPlus Classroomも取り扱っており、ファニチャーとトータルで学習環境を提案。現在、全国4,500の小中学校で導入されている。
このほかにも、数多くの企業が、最新の製品や、新たな活用シーンを提案していて、とても1日では回りきれない充実した展示だった。模擬授業も1日に数回行われているので、タイミングを見計らって参加してほしい。
西1ホール中2階では、出展企業による、アクティブラーニング、オンライン学習、ICTを活用した道徳授業など、興味深いテーマの無料セミナーが行われている。
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