【大学受験2018】実力では合格が厳しい大学を受験、3年連続増

 大学受験生の約6割が受験勉強にSNSを活用しており、4人に1人が「受験生同士の交流や情報交換」「わからない個所を質問する」という経験があることが、ライオンが実施した「ストッパ受験生実態調査」より明らかになった。

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第1志望校は、自分の実力に対してどのくらいのレベルか
第1志望校は、自分の実力に対してどのくらいのレベルか 全 5 枚 拡大写真
 大学受験生の約6割が受験勉強にSNSを活用しており、4人に1人が「受験生同士の交流や情報交換」「わからない個所を質問する」という経験があることが、ライオンが実施した「ストッパ受験生実態調査」より明らかになった。

 ライオンは、受験生の実態調査を2015年から継続的に実施している。2018年に大学受験を予定している全国の受験生を対象に実施した「ストッパ受験生実態調査」は、男性77人、女性123人、計200人から回答を得た。調査期間は2017年11月24日~28日。

 ストッパ受験生実態調査によると、第1志望校は「自分の実力でほぼ合格できそうな学校」33.5%がもっとも多く、「自分の実力ではやや合格が厳しそうな学校」31.0%、「自分の実力で合格できそうな学校」24.0%が続いた。「自分の実力では合格が厳しそうな学校」を受験すると答えた受験生は11.5%を占め、2016年の2.5%、2017年の8.5%から増加傾向にある。ライオンはこの結果から、今年の受験生は「チャレンジ精神旺盛」と表現している。

 1日の勉強時間は「6時間以上」が44.0%で、前年と比べて約1割増加している。ライオンは、2018年の受験生を「勉強時間を増やし、志望校の合格に向かって懸命に努力している」と分析している。

 受験生の約6割が受験勉強にSNSを活用しており、「受験生同士の交流や情報交換」「わからない個所を質問する」という経験がある受験生は4人に1人にのぼる。

 「受験についてプレッシャーやストレスを感じるとき」を聞いた質問では、「学校に行くたびに感じる」44.0%がもっとも多く、「塾に行くたびに感じる」26.5%、「テレビや新聞、インターネットなどの受験に関する報道を見るたびに感じる」26.0%などが多かった。また、「母親と顔を合わせるたびに感じる」「父親と顔を合わせるたびに感じる」が前年と比べて7~8ポイント増と、受験生の“親ストレス”が増えていることがわかった。

 試験当日に不安な受験トラブルの1位は「交通機関の遅延などによるアクシデント」39.0%、2位「試験会場での周囲の受験生の行動によるストレス」22.0%、3位「悪天候によるアクシデントや体調不良」19.5%だった。

《外岡紘代》

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