【大学受験2018】旧帝大の第1段階選抜(足切り)実施状況…北大と九大は実施せず

 各国立大学から、平成30年度(2018年度)一般入試の第1段階選抜の実施状況が発表された。東京大学はすべての科類、京都大学は薬学部と農学部以外で第1段階選抜(いわゆる足切り)を実施。それほかの旧帝大では、北海道大学と九州大学は実施しないと発表した。

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北海道大学 平成30年度一般入試志願状況
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 各国立大学から、平成30年度(2018年度)一般入試の第1段階選抜の実施状況が発表された。東京大学はすべての科類、京都大学は薬学部と農学部以外で第1段階選抜(いわゆる足切り)を実施。それほかの旧帝大では、北海道大学と九州大学は実施しないと発表した。

 北海道大学は、前期日程の募集人員1,924人に対して5,833人が志願。平均倍率は3.0倍だった。2月7日に、前期日程の第1段階選抜は実施せず、志願者全員に個別学力検査等を受験させることを発表。各学部の倍率は、法学部(前)2.5倍、医学部医学科(前)3.5倍、獣医学部(前)5.2倍など。

 東北大学は、前期日程の募集人員1,784人に対して、5,242人が志願、平均倍率は2.9倍。後期日程の募集人員88人に対して1,398人が志願、平均倍率は15.9倍だった。2月7日に一般入試の第1段階選抜結果を発表されており、予告倍率を超えた医学部医学科(前)3.6倍、歯学部(前)4.9倍、経済学部(後)18.2倍で第1段階選抜を実施。合格者数は医学部医学科(前)が360人、歯学部(前)が169人、経済学部(後)が450人。

 名古屋大学は、前期日程の募集人員1,734人に対して4,752人が志願、平均倍率は2.7倍。後期日程は医学部医学科の募集人員5人に対して53人が志願している。2段階選抜は医学部医学科のみとなっており、前期日程では募集人員の約3.5倍まで、後期日程ではセンター試験の成績が900点満点中720点以上で募集人員の約8倍までの者を、センター試験の成績に基づいて第1段階選抜の合格者としている。確定志願状況をみると、医学部医学科(前)3.2倍・(後)10.6倍のほか、経済学部(前)3.1倍、情報学部(前)3.5倍、工学部(前)2.6倍など。

 大阪大学は、前期日程の募集人員2,929人に対して7,867人が志願。平均倍率は2.7倍だった。2月7日に第1段階選抜の実施状況が発表されており、医学部医学科で実施したほか、外国語学部外国語学科が実施倍率を2.7倍に緩和。中国語・朝鮮語・モンゴル語・ インドネシア語・フィリピン語・ タイ語・ベトナム語・ヒンディー語・ウルドゥー語・ペルシア語・トルコ語・スワヒリ語・ハンガリー語・デンマーク語の14専攻で第1段階選抜が実施された。そのほかの学部・学科・専攻では実施していない。各学部の倍率は法学部(前)2.0倍、理学部(前)2.6倍、薬学部3.1倍など。

 九州大学は、前期の募集人員2,064人に対して5,243人、後期の募集人員277人に対して2,476人が志願。前期・後期を合わせた平均倍率は3.3倍で、2月7日に前期日程・後期日程ともに一般入試の第1段階選抜を実施しないと発表された。各学部の倍率は、法学部(前)3.0倍、医学部医学科(前)2.9倍、共創学部(前)3.1倍、文学部(後)8.6倍など。

《黄金崎綾乃》

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