通学路・登下校の安全をチェック、見守りサービス・サイト8選

 教育・受験情報サイトの「リセマム」は、通学路の安全をチェックする保護者向けサービスや、子どもの通学や登下校を見守る位置情報サービスなど、これまでリセマム内で紹介してきた子どもの見守りサービスをまとめて紹介する。

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 「今日も無事に学校へ行ったかな」「寄り道しないで帰ってきてるかな」―子どもの登下校に関する保護者の心配は尽きない。引っ越しや進学で春から新しい通学路を利用しているなら、その思いはなおさらのことだろう。

 教育・受験情報サイトの「リセマム」は、通学路の安全をチェックする保護者向けサービスや、子どもの通学や登下校を見守る位置情報サービスなど、これまでリセマム内で紹介してきた子どもの見守りサービスをまとめて紹介する。月々の契約が必要なサービスから、購入してすぐに利用できるものまで、幅広く扱う。サービス利用料金は記事掲載時の情報のため、最新情報はWebサイトで確認が必要。

 なお、紹介するサービスは、2018年5月15日時点でも運営および提供されているもので、個人利用が可能なものに限る。よって、学校単位で導入が必要な「阪急阪神の『あんしんサービス』ミマモルメ」や、2018年4月下旬の発売予定が6月上旬へ延期された「みもり」の紹介は割愛した。GPS検索機能などが搭載されているキッズケータイ情報は、別記事で紹介する。

通学路の安全確認



 車通りの多い道路や、見通しの悪い曲がり角のある通学路。子どもの通る道は、危険性だけでなく、不審者による声掛け事案などの事件についてもチェックしておきたい。昨今はWebサイト上で事件・事故発生リスクをチェックできるサービスが提供されている。

子どもの通学路をチェック、治安情報サイト「ガッコム安全ナビ」
 学校教育情報サイトを運営するガッコムが2016年から提供しているサービス。どこで事件が起こっているか、どのような不審者がいるのかを地図上に表示する治安情報サイト。全国の自治体や警察署から提供された情報をもとに、事件を解析・分類し、無料で公開している。47都道府県情報を網羅。

危険エリアを確認「あんぜんmyマップ」子どもの交通事故防止を
 交通事故総合分析センターから提供された、3年分(2013年から2015年)の日本全国の交通事故発生データを組み込んだ地図サービス。AIG損害保険(AIG損保)が2018年3月5日から提供している。交通事故多発エリアや事故発生リスクの高い地点を閲覧・投稿できる。住所や駅、フリーワードで情報を検索可能。

交通機関・学用品連携型、登下校を見守り



 共働き家庭なら、子どもが無事に登校できたか、また、きちんと下校できているかが気になるところ。電車やバスなどの公共交通機関と連携し、子どもの登下校を知らせるサービスを紹介する。位置情報の確認ができる製品や、メールによる通知サービスもまとめる。

JR東日本「まもレール」4/1より首都圏244駅にサービス拡大
 「まもレール」は、子どもが「Suica」または「PASMO」で対象駅の自動改札を通過すると、登録している保護者のスマートフォンなどの携帯端末に「利用駅」「通過時刻」「チャージ残額」が通知されるサービス。首都圏を中心に展開している。利用料金は子ども1人・保護者1通知先の場合、月額500円(税別)。

ランドセルで登下校を見守り「フィットちゃんみまもりAI」
 ハシモトとBsizeによる取組み。利用方法は、AIが搭載された専用端末をランドセルに取り付けるだけ。端末価格は通常4,800円、ハシモトのフィットちゃんランドセル購入者が3,800円。別途、利用料として月額480円かかる(いずれも税別)。AIが全自動で子どもの居場所を捉え続け、過去1週間分の移動履歴も閲覧できる。子どもに何かあった場合は、AIが子どもにPUSH通知で知らせる。

学校持ち込み対応、超小型軽量の見守りサービス「ここココ for キッズ」
 提供スタートは2016年。100円玉6枚分、約30グラムと、超小型・軽量のGPS端末を利用して、子どもの位置情報をスマホやタブレット、パソコンで確認できるサービス。子どものランドセルやバックにつけても邪魔にならない大きさで、携帯電話やスマホの持ち込みが禁止されている学校にも問題なく持ち込むことができる。2018年5月15日時点の残り在庫は2台とのこと。

メール自動配信「キッズプラス」4月より横浜市営地下鉄5駅に新設
 東急セキュリティが提供する子ども見守りサービス「エキッズ」のオプションサービス。「エキッズ」は、東急線の駅改札および東急バスの運賃機を、子どもがICカード乗車券PASMOでタッチすると、保護者に通過情報がメール配信されるサービス。「キッズプラス」ではさらに、対象駅・施設に設置されたキッズプラス端末(自動改札機とは別の機器)にPASMOでタッチすると、子どもの通過情報(通過日時・場所)をメールで受取ることができる。

一人暮らし応援、はじめての生活を見守る



 小中学生や高校生だけでなく、自宅を離れ一人暮らしを始めた子どもの生活を案ずる保護者もいるだろう。過干渉にならない程度で見守りたいという、保護者ならではの気持ちに寄り添ったサービスを2つ紹介する。

ちゃんと起きてね、一人暮らしの家族向けモーニングコール
 2017年から開始された「ご家族見守りコース」。呼出し音や自動応答音声ではなく、担当の女性オペレーターが、毎朝家族に電話でモーニングコールを行う。朝の簡単な挨拶のあと、時間がきたことを伝えたり、目覚めに関する会話も行うという。

我が子の自立を安心して応援できる「TEPCOの見守りサービス」とは?
 「TEPCOスマートホーム 遠くても安心プラン」は、家電の利用状況から、離れて暮らす家族の暮らしぶりを確認できるサービス。手のひらサイズのセンサーを、見守りたい家庭の分電盤に取り付けるだけ。専門業者による作業は、通常は数十分で完了。賃貸住宅でも設置可能で、Wi-Fi環境さえあれば、手軽にサービスを利用できる。また、契約電気事業者の制限はなく、日本全国で利用可能だ(沖縄県・離島を除く)。

《佐藤亜希》

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