TOEIC、L&R受験料値上げ…2020年4月より

 日本でTOEIC Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2019年7月10日、TOEIC Listening & Reading(TOEIC L&R)公開テストの受験料改定を発表した。2020年4月の実施回(第249回)より、受験料は6,490円(税込)に値上げされる。

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 日本でTOEIC Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2019年7月10日、TOEIC Listening & Reading(TOEIC L&R)公開テストの受験料改定を発表した。2020年4月の実施回(第249回)より、受験料は6,490円(税込)に値上げされる。

 TOEIC L&Rは、日常生活やグローバルビジネスにおける生きたコミュニケーションに必要な英語で「聞く」「読む」能力を測定するテスト。IIBCが日程を設定する公開テストのほか、教育機関や民間企業などの実施団体が試験日程を随時設定する団体特別受験制度(IPテスト)がある。

 今回、IIBCが受験料改定を決めたのは、2020年4月以降に実施されるTOEIC L&R公開テストの受験料。現行では、2019年9月29日に実施する第243回テストまでは消費税率8%により受験料5,725円(税込)、リピート割引受験料5,092円(税込)、消費税率10%に移行後の2019年10月27日~2020年3月8日の第244回~第248回テストは受験料5,830円(税込)、リピート割引受験料5,186円(税込)だが、2020年4月(第249回)からは受験料6,490円(税込)、リピート割引受験料5,846円(税込)に値上げとなる。

 IIBCでは、受験料改定の背景として、テスト資材の運搬費、テスト制作費、テスト実施監督者をはじめとする人件費など、テスト実施に関する費用が高騰しているほか、個人情報保護対応に伴うセキュリティ強化によるITコストも増加していると説明。「実施運営に関わる費用が増加する中、今後も受験者の皆様に品質と信頼性の高いテストを継続的に提供するためには、受験料の改定が必要であるとの判断に至った」とコメントしている。

 TOEIC Programは、TOEIC Listening & Reading Test、TOEIC Speaking & Writing Tests、TOEIC Bridge Listening & Reading Tests、TOEIC Bridge Speaking & Writing Testsの総称。4テストを合わせた世界のTOEIC Program受験者数は年間約700万人にのぼる。

《奥山直美》

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