【大学受験2021】筑波大、リーディング・リスニング配点比率変えず4:1

 筑波大学は2019年7月25日、2021年度(令和3年度)一般選抜(個別学力検査等前期日程・後期日程)における大学入学共通テスト「英語」の配点について発表した。配点比率は従来のセンター試験同様に「リーディング」と「リスニング」を4:1とする。

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 筑波大学は2019年7月25日、2021年度(令和3年度)一般選抜(個別学力検査等前期日程・後期日程)における大学入学共通テスト「英語」の配点について発表した。配点比率は従来のセンター試験同様に「リーディング」と「リスニング」を4:1とする。

 大学入試センターは2019年6月に、大学入試センター試験に変わり2021年度から導入される大学入学共通テストの試験時間や配点、問題作成方針を発表。英語の「リーディング」と「リスニング」の配点については、ともに100点で均等としたが、各大学の入学者選抜においてどの技能にどの程度の比重を置くかは各大学の判断に委ねるとしていた。

 筑波大学ではこうした方針を受け、「英語」の配点比率を公表。これまでの大学入試センター試験と同様に、「リーディング」と「リスニング」の配点比率を4:1とし、リーディング160点満点、リスニング40点満点に換算。合わせて200点満点とする。この配点比率は、一般選抜におけるすべての選抜方式およびすべての学群・学類で共通となる。

 筑波大学は、4:1の配点比率が大学入試センター試験において長期間にわたり維持されてきたことを踏まえ、大学入学共通テストの実施に合わせて配点比率を突然大きく変更することは、高校教育、とりわけ2年生の英語学習に大きな影響を与えるおそれがあるとし、大学入学共通テスト導入初年度については従来の配点比率を採用することを決定。それ以降については筑波大学の入学者選抜方針、英語教育に関する方針、他大学の動向等を踏まえ、引き続き検討を続けるとしている。

 英語の点数については、大学入試センターから提供されたリーディングの成績(100点満点)を1.6倍した160点満点、リスニングの成績(100点満点)を0.4倍した40点満点とし、合計200点満点に換算。さらに、200点満点に換算した成績に、資格・検定試験の結果をCEFR対照表に基づくレベルごとに最大20点を加点する。加点は、CEFRのC2レベルで20点、C1レベルで10点、B2レベルで5点。B1レベル以下は加点なしとする。なお、資格・検定試験の受験は出願資格とはしておらず、資格・検定試験を受験していない場合でも200点満点を取ることが可能。詳細は筑波大学Webサイトから確認できる。

《畑山望》

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