国際地学オリンピック、過去最高の4人全員「金メダル」

 第13回国際地学オリンピックが2019年9月3日まで韓国で開催され、日本代表の高校生4人全員が金メダルを手にした。日本代表のメダル獲得は、大会への参加を開始した2008年以来12年連続で、今回は過去最高の成績となった。

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 第13回国際地学オリンピックが2019年9月3日まで韓国で開催され、日本代表の高校生4人全員が金メダルを手にした。日本代表のメダル獲得は、大会への参加を開始した2008年以来12年連続で、今回は過去最高の成績となった。

 国際地学オリンピック(IESO)は、国際地質科学連合(IUGS)の下部組織が活動を支援するInternational Geoscience Education Organization(IGEO)の主要活動として創設された高校生のための地学の国際大会。日本は2008年の第2回大会から参加を開始し、毎年4人の生徒を派遣している。

 第13回国際地学オリンピックは2019年8月26日から9月3日まで、韓国の大邱(テグ)で開催。43か国・地域から163人の生徒が、筆記試験や実技試験に参加。成績優秀者に金メダル(参加者の約10%)、銀メダル(同20%)、銅メダル(同30%)が与えられた。

 日本からは、代表に選抜された4人と特別派遣(ゲスト参加であり表彰対象にならない)1人の高校生が参加。代表として参加した筑波大学附属駒場高等学校(東京都)2年の大野浩輝さん、灘高等学校(兵庫県)3年の寺西雅貴さんと山野元暉さん、洛星高等学校(京都府)3年の中尾俊介さんの4人が金メダルを獲得した。特別派遣の筑波大学附属駒場高等学校(東京都)3年の山田耀さんも金メダル相当の成績を収めた。

 日本代表はこれまで、2008年に大会への参加を開始してから12年連続で4人全員がメダルを獲得しているが、4人全員が金メダルを手にするのは今回が初めて

 一行は試験のほか、成績対象外の国際協力野外調査やプレゼンテーションなどにも参加。表彰式までの全日程を終え、9月3日に帰国した。

《奥山直美》

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