見守りサービス「Qottaby」福岡市内の小学生を対象に開始

 九州電力の見守りサービス「Qottaby(キューオッタバイ)」が、福岡県福岡市内の小学生を対象に開始された。2021年度内を目途に、福岡市内の全小学校に順次サービスが導入される計画。

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見守りサービス基盤の概要
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 九州電力の見守りサービス「Qottaby(キューオッタバイ)」が、福岡県福岡市内の小学生を対象に開始された。2021年度内を目途に、福岡市内の全小学校に順次サービスが導入される計画。

 「Qottaby」は、九州電力が2018年9月から提供しているIoTを活用した見守りサービス。サービス基盤はottaが開発したものであり、菱洋エレクトロとアイ・オー・データ機器が開発したゲートウェイを採用している。

 Qottabyが利用する見守りサービス基盤は「地域で見守る」をコンセプトに、ビーコン(電波発信機)を搭載した専用見守り端末の位置情報を、スマートフォンやパソコンで確認できるサービスを提供。学校や店、電柱などに設置した基本の見守り環境(固定見守りスポット)に加え、地域住民が専用アプリをインストールすることで動く見守りスポット(見守り人)として、見守り端末を携帯した子どもや高齢者とすれ違った際に位置情報を記録できるため、持続可能な見守り環境を実現する。

 専用見守り端末は、GPS端末と比較して低コストかつ電池寿命が長いため、手軽に使用できる。また、固定見守りスポットによる位置情報の収集はGPSによる位置情報に比べて環境に左右されないため、安定した精度の高い位置情報を取得することが可能。

 福岡市では子どもの安全を確保し、安全で安心な街づくりを推進するため、「IoTによる子ども見守り事業」として九州電力の見守りサービス「Qottaby」のシステムを活用し、福岡市全域に見守りシステムの環境を整備することとしている。Qottabyは2019年10月から2021年度内を目途に、福岡市内の全小学校に順次サービスが導入される計画。

《桑田あや》

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