【大学受験】赤本、Webサイトがリニューアル…刊行状況わかりやすく

 赤本を出版する教学社は2020年5月27日、Webサイトを全面リニューアルした。情報が探しやすいように、構成やデザインを刷新し、スマートフォンやタブレット端末から見ることができるレスポンシブサイトに更新した。

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赤本ウェブサイト
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 赤本を出版する教学社は2020年5月27日、Webサイトを全面リニューアルした。情報が探しやすいように、構成やデザインを刷新し、スマートフォンやタブレット端末から見ることができるレスポンシブサイトに更新した。

 赤本は、大学入試の過去問題集。全都道府県の大学を網羅しており、過去問の代名詞として受験生の必須アイテムとも言われている。現在、371大学601冊を刊行している。

 赤本の解答は、全国の高等学校・予備校などで受験指導にあたる先生や、大学の先生など、実力と経験を兼ね備えた人が執筆。また、赤本ができるまでには、別の先生や専門の校正者による、二重三重のチェックが入っているという。Webサイトでは赤本の使い方の流れとして、「志望校の出題内容を把握し、受験勉強の方向性を定める」「過去問を解いて自分の弱点を浮き彫りにし、合格点に近づけていく」「過去問で時間配分や解く順番などの戦略を立て、本番への備えをする」とし、過去問のチェックポイントについても説明している。

 さらに特集では、センター試験に代わり2021年1月から実施される大学入学共通テストについての概要を紹介。現在、共通テスト分野別対策問題集の「Smart Startシリーズ[アップデート版]」の全15冊を発売中。アップデート版では、記述式問題の導入と英語民間試験利用の推進の見直しに伴って変更が発表された内容を反映している。

 Webサイトでは、大学名を記入して書籍を検索できるほか、近日刊行予定や既刊の赤本、大学ごとの既刊状況の検索、重版情報など、わかりやすくまとめている。赤本は、全国の書店、オンライン書店などで購入できる。なお、赤本は部数が限られているため、入試直前期には品切れになることがある。

《田中志実》

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