【大学受験】Kei-Net「夏休みの過ごし方」短期間で効率よく学習を

 河合塾の大学入試情報サイトKei-Netは、「夏休みの過ごし方」を掲載。新型コロナウイルスの影響で、例年より短くなった夏休みを効率よく学習するためのポイントをまとめている。受験生だけでなく、高校1年・2年生にも参考となる内容になっている。

教育・受験 高校生
Kei-Net「夏休みの過ごし方」
Kei-Net「夏休みの過ごし方」 全 2 枚 拡大写真
 河合塾の大学入試情報サイトKei-Netは、「夏休みの過ごし方」を掲載。新型コロナウイルスの影響で、例年より短くなった夏休みを効率よく学習するためのポイントをまとめている。受験生だけでなく、高校1年・2年生にも参考となる内容になっている。

 短い期間で効率よく学習するためには、優先順位をつけることが必要。まずは、自分の「やるべきこと」を洗い出す。たとえば、苦手な科目(分野)や手付かずの学習範囲など。過去に受けた模擬試験や学校の定期考査、小テストなども参考に、自分は何ができて、何が足りないのか自己分析をする。実際に紙などに書き出してみるのがお勧め。優先順位をつけるときは、苦手科目や基本事項の学習を後回しにしないこと。また、学習を定着させるために復習は不可欠。時間がないからといきなり過去問などの応用問題に取り組むのではなく、まずは基本的な知識の定着を優先させる。

 取り組むべき学習内容がはっきりしたら、具体的な学習内容とスケジュールを記載した「学習計画表」を作る。優先順位が高い学習内容からスケジュールに組み込むことで、どのくらいの期間で何をすべきなのかが明確になる。学習内容は「この日は英語をがんばる」という曖昧なものではなく、「この期間で〇〇問題集をすべて解きなおす」「1日1題ディクテーションに取り組む」など、具体的に決める。ただし、学習計画を盛り込みすぎないこと。自身の学習速度を考慮して計画を立てて、1週間に1日程度「予備日」を作る。うまく進まなかった分を調整する日として使える。

 さらに、時間に区切りをつけて勉強をするなど、メリハリをつけ集中して学習する。大学入試では1科目の試験時間が90分の大学が多くあるので、「90分」ごとに区切りをつけると、試験時間の感覚を身に付けておける。今年は新型コロナウイルス感染防止の観点から、自宅での学習が多くなっているが、自宅では集中できないという場合は、学校や塾・予備校の自習室といった感染対策がしっかりとられた広い場所の利用を検討してみる。

 Kei-Netでは、学習目標とスケジュールが書き込める夏休みの学習計画表を用意。サイトからダウンロードできるので、自分だけのオリジナル学習計画表を作成できる。また、何から手をつけたらよいか分からない、1人で学習していて思うように進まない場合は、学校や予備校の「夏期講習」をうまく取り入れよう。河合塾の夏期講習では、5日間の短期集中講座で重要ポイントを効率よく学習することができる。「分野別」「理解度別」「共通テスト対策」「志望大学対策」など、目的にあわせた豊富な講座が開講されているため、ピンポイントでの対策が可能という。

 また、休日に入ると生活が乱れがちになる。生活の乱れは体調不良にもつながるので、貴重な学習時間を減らさないためにも、毎日の生活リズムを崩さないように気をつけることが必要だ。

《田中志実》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集