進研ゼミ「小学生の夏休み川柳2020」から見るwithコロナの夏休み

 ベネッセコーポレーションの進研ゼミ小学講座は、2020年7月に実施した「小学生の夏休み川柳2020」の作品発表を行った。6,000句を超える応募作品の中から3部門の優秀作品を選定したほか、作品から見えてくる小学生の「withコロナの夏休み」を紹介している。

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作品例:夏休み なぜ2週間 マジぴえん(神奈川県・小6)
作品例:夏休み なぜ2週間 マジぴえん(神奈川県・小6) 全 3 枚 拡大写真
 ベネッセコーポレーションの進研ゼミ小学講座は、2020年7月に実施した「小学生の夏休み川柳2020」の作品発表を行った。6,000句を超える応募作品の中から3部門の優秀作品を選定したほか、作品から見えてくる小学生の「withコロナの夏休み」を紹介している。

 「小学生の夏休み川柳2020」は、新型コロナウイルス感染症の影響で短くなった夏休みを少しでも楽しんでほしいとの思いから、進研ゼミ小学講座が初開催したもの。「夏休み」をテーマに全国の小学4年生から6年生の会員を対象に川柳を募集し、7月20日から27日までの1週間で6,000句を超える作品が集まった。

 進研ゼミ小学講座編集室では、応募作品の中から「ユニーク」「心に響く」「元気」の3部門で優秀作品を選定した。ユニークな川柳部門の優秀作品は、コロナ禍で急速に進んだ在宅勤務あるあるを小学生の視点で描いた「おかあさん リモートだから きがえない」。心に響く川柳部門の優秀作品は、夏休み恒例の楽しみがなくなってしまった寂しさを表現した「太鼓の音 今年は聴けない ドンドンドン」。元気な川柳部門の優秀作品は、リモートならではの楽しみ方を表した「友達と ゲームでつながる 夏休み」。小学生ならではの視点や感覚で2020年の特別な夏が生き生きと表現された3句が選ばれた。

 6,000句を超える応募作品には「コロナ」「宿題」「友達」というワードが頻出。中でも約1,200句に「コロナ」という言葉が使用されていたという。「コロナ」と「宿題」を併用する作品も多く、「コロナのせい 夏休み減り 宿題増え」といった作品が見られた。また、「コロナでは どこも行けない さみしいな」のように「短い」「かなしい」といったワードも多く見られた。

 また、「マジぴえん」という新語を使用した「夏休み なぜ2週間 マジぴえん」や、コロナ禍での新しい生活様式を表した「夏休み 恋も友達も ディスタンス」など、ユニークで特徴的な川柳も目を引いた。

 進研ゼミ小学講座は、川柳作品からも見えてくる「withコロナで短くなったり、友達に会えなかったりする夏休み」という特別な状況の中での小学生の生活や気持ちに寄り添い、一生に1度きりの2020年の夏の学習・生活を支援したいとしている。

《畑山望》

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