国内における歩行中の交通事故死傷者数は7歳児が特に多く、これには、小学校入学後、登下校や遊びなど1人で行動する範囲が広がることが背景にあると考えられる。交通事故の削減に向けては、ドライバーが歩行中の子どもに対して万全の注意を払うことが重要だが、子どもたち自身が交通安全に関する正しい知識を持ち、安全な行動をとってもらうことも大切だ。
今回、TMFと文響社が製作した交通安全ドリル(A5版・20ページ・フルカラー)は主に小学校低学年向け。歩行時・自転車乗車時の基本的な交通ルールや安全のために特に気を付けるポイントなどを、帰宅途中の場面ごとに、「うんこ先生」から学ぶ。
オンラインゲームは主に小学校中高学年向けで全30問、アトランダムに毎回15問を出題する。歩行時、自転車走行時に加えて、遊具利用時の注意や事故後の緊急対応等を「うんこ先生」がわかりやすく解説する。
TMFでは、春の全国交通安全運動(4月6~15日)に合わせ、トヨタ系列をはじめとする自動車販売店や地方自治体などの協力のもと、新1年生を含む小学生を対象に本ツールを配布。さらに広く一般に利用してもらえるようインターネット上でも公開を開始した。
また、20年8月に開設した高齢ドライバーとその家族向け総合情報サイト「高齢ドライバードットコム」、冊子版「高齢ドライバー交通安全ガイド」についても、多くの人に活用してもらえるよう、引き続き、告知、頒布をしていく。
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