【高校受験2022】県立千葉高「思考力を問う問題」初実施…出題方針等を決定

 千葉県教育委員会は2021年7月28日、2022年度公立高校入学者選抜における学力検査の実施教科および出題方針等について公表した。初めて実施する「思考力を問う問題」について、構成や出題方針等についても決定。「思考力を問う問題」を導入するのは県立千葉高校。

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2022年度千葉県公立高等学校入学者選抜における学力検査の実施教科および出題方針等について
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 千葉県教育委員会は2021年7月28日、2022年度公立高校入学者選抜における学力検査の実施教科および出題方針等について公表した。初めて実施する「思考力を問う問題」について、構成や出題方針等についても決定。「思考力を問う問題」を導入するのは県立千葉高校。

 2022年度から学校設定検査のうち、その他の検査として実施する「思考力を問う問題」を初めて実施する。基礎的・基本的な知識および技能を十分に活用して、さまざまな事柄を関連付けて、より正確に理解する力と、より深く思考する力を重視する。実施する高校は県立千葉高校のみ。

 「思考力を問う問題」の構成について、国語は文章を筋道立てて細部まで読み取る力と、そのことについて他者に正しく明確な表現で伝える力をみることができるようにする。数学は、数学的に問題をとらえ、論理的に考察する力、統合的・発展的に考察する力および表現する力をみることができるようにする。英語は、英語のコミュニケーションについて、発信されている内容を正しく理解し、論理的、批判的に思考し、判断する力、表現する力をみることができるようにする。なお、「思考力を問う問題」のサンプル問題を8月ごろ、千葉県教育委員会のWebサイトに掲載する。

 また、一般入学者選抜等の「本検査」および「追検査」について、国語・数学・理科・社会は、各教科50分、英語は60分(配点は各100点満点)。国語の問題は放送による聞き取り検査を、英語の問題は放送によるリスニングテストを含む。

 さらに、出題方針として、国語は学習指導要領に基づき、国語の基礎的・基本的な知識および技能を身に付けているかをみることができるようにする。数学は学習指導要領に基づき、数学的な見方・考え方を働かせながら行う数学的活動を通して、数学的に考える資質・能力を身に付けているかをみることができるようにする。英語は、「聞くこと」の領域では、音声を通して、対話文やまとまりのある文章から話し手の意向や大切な事柄を聞き取り、適切に判断して答える力をみることができるようにする等。このほか、理科、社会についてもまとめている。

 千葉県の公立高校一般入学者選抜における検査は2022年2月24日・25日。合格発表は3月7日。追検査は3月3日となっている。

《田中志実》

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