大学入試センターは2026年11月5日、2027年度(令和9年度)大学入学共通テストに向け、「大学入学共通テスト出願サイト操作マニュアル」の第3編「志望大学への出願等に係る手続編」を公開した。成績請求情報の提供手続や国公立大学入学確認票の発行方法などを解説している。
同マニュアルは、共通テスト出願サイトの操作方法や操作上の留意事項をまとめたもの。第1編「マイページ作成編」、第2編「出願・受験票・成績の閲覧編」、第3編「志望大学への出願等に係る手続編」の3編で構成され、今回、第3編が公開された。
第3編では、志望大学に共通テストの成績を提供するための「成績請求情報の提供手続」について、Web方式とチケット方式の2つの方法を説明している。成績請求情報は、各大学が大学入試センターに志願者の共通テスト成績を請求するための情報で、志望大学が募集要項などで指定する方式に従って手続きを行う。
Web方式は、志望大学の出願サイトで共通テスト出願サイトの申込番号などを入力し、両サイトを連携させる方法。申込番号は「26」から始まる11桁で、ユーザーID(メールアドレス)とパスワードも必要となる。両サイトに登録した氏名のカナが一致していない場合は連携できないため、事前の確認が必要だ。
一方、チケット方式は、共通テスト出願サイトから成績請求チケットを発行し、志望大学が指定する方法で提出する。国公立大学用(総合型選抜用を除く)は、提供区分ごとに提出先を1大学登録する必要がある。国公立総合型選抜用、私立大学用、公私立短期大学用は発行先の大学を登録せず、複数回発行できる。チケットはPDF形式で、印刷する場合は拡大・縮小せずA4サイズで出力する。
また、Web方式・チケット方式による手続きの状況確認や取消しの方法も掲載。国公立大学用(総合型選抜用を除く)の成績請求情報を取り消す場合は、事前に提出先の大学へ連絡し、取消しが可能か確認する必要がある。なお、成績請求情報の提供手続を取り消しても、大学への出願自体を取り下げたことにはならない。
このほか、国公立大学の入学手続で必要となる「国公立大学入学確認票」の発行方法も解説している。共通テストを利用する国公立大学(一部を除く)に合格し、入学手続きを行う際に、共通テスト出願サイトのマイページから取得する書類で、私立大学や公私立短期大学は対象外。発行可能期間は入試区分によって異なり、国公立推薦型選抜用・国公立総合型選抜用は2027年2月2日、前期日程用は3月1日、後期日程・公立大学中期日程用は3月20日から、それぞれ4月30日午後5時までとなっている。
国公立大学入学確認票は、入学手続きを行う大学を確認したうえで発行する。発行前には、該当する成績請求情報の提供手続が「発行・連携済」となっていることを確認する必要がある。一度発行すると、国公立大学への成績請求情報の提供手続や取消しができなくなるため注意が必要だ。また、誤った大学や入試区分で発行した場合、志願者自身では訂正できず、大学入試センター事業第一課まで電話での連絡が必要となる。
マニュアルは大学入試センターのWebサイトで公開している。

