勉強が苦手でも遊びながら脳トレ「コ・ゲット」発売

 東洋館出版社は2021年12月14日、認知機能を鍛えるカードゲーム「COGET コ・ゲット」を発売する。「見る・覚える・数える」力を育むゲーム3種類をセットにし、遊びながら脳力トレーニングができる。価格は4,950円(税込)。

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カードゲーム「COGET コ・ゲット」
カードゲーム「COGET コ・ゲット」 全 8 枚 拡大写真
 東洋館出版社は2021年12月14日、認知機能を鍛えるカードゲーム「COGET コ・ゲット」を発売する。「見る・覚える・数える」力を育むゲーム3種類をセットにし、遊びながら脳力トレーニングができる。価格は4,950円(税込)。

 「COGET コ・ゲット」は、遊びながら脳力トレーニングができるコグトレカードゲーム。コグトレとは、認知トレーニング(Cognitive Training)の略称で、累計60万部突破のベストセラー「ケーキの切れない非行少年たち」(新潮社)で注目された。認知機能(記憶、知覚、注意、言語理解、判断・推論)の強化に適しており、子供から大人まで楽しく認知機能を鍛えられるトレーニングとして人気を博している。今回は「見る・覚える・数える」力を鍛えるゲームを3種類開発した。

 図形力を高めるカードゲーム「くるくる星座」は、複数の星座の中から同じものを素早く見つけ出すゲーム。星座があらゆる方向を向いているため、心の中で回転させて同じ星座かどうか判断しなければならない。これには、メンタルローテーションと呼ばれる力(心の中で回転させ想像する力)が必要となる。黒板をノートに写す、漢字を練習する、図形問題を解くといった学習には視覚認知の力が必要。視覚認知とは、単に形を認識するだけでなく、複数の情報から共通点や相違点を見つける力等も含まれる。

 暗算力を高めるカードゲーム「さがし算」は、通常の計算練習とは異なる新しい計算ゲーム。計算をより早く、正確に行う力を身に付ける。たとえば「3+8=?」といった計算では、答えは「11」しかない。しかし「さがし算」では、足して11になる数字の組みあわせを探すので、答えは1つとは限らない。答えは「2・9」「3・8」「4・7」「5・6」の4通りあり、これらを念頭に置いて2つの数字を効率的に素早く探す。これにより、思考スピードが速くなり、ワーキングメモリが向上する等の効果が期待される。ワーキングメモリとは、心のメモ帳とも呼ばれ、暗算や読み書き、会話に必要な力のこと。

 さらに、暗記力を高めるカードゲーム「なにがあったメモリーカード」は、新感覚の神経衰弱ゲーム。人間の記憶は大きく2つ(短期記憶、長期記憶)に分けられるが、このゲームではその場で見て覚える視空間に関する短期記憶を鍛える。短期記憶は、日々の学習や日常生活のさまざまな場面で必要となる力。このゲームでは暗記力を付けるだけでなく暗記するための工夫の方法も学習する。

 カードは、医学博士の宮口幸治氏が監修。また、子供たちが直接触れられるよう、両面抗菌加工を施している。発売は12月14日。定価は4,950円(税込)。東洋館出版社やAmazon等で購入できる。

◆COGET コ・ゲット
発売日:2021年12月14日(火)
価格:4,950円(税込)
セット内容:くるくる星座、さがし算、なにがあったメモリーカード
販売:東洋館出版社やAmazon等

《田中志実》

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