【中学受験2022】過去問の売れ行き前年比較、注目の共学校はどこ？＜後編＞

　中学受験に向けた準備もいよいよ大詰め。我が子に合う学校を選び、期日までに願書を提出することは、保護者にとって緊張を伴う最大ミッションのひとつだろう。人気校・難関校の中学入試過去問題集を取り扱う出版社として、知名度も信頼度も高い声の教育社より発売中の過去問題集の出庫状況から、注目の共学校を探る。

過去問出庫率前年比較（共学校編・後編）

　前編・中編では3年間の過去問出庫率（前年比）の上位1～30位紹介してきたが、後編では「過去問の出庫率は下がっているものの、実は狙い目」という学校に注目。今年は中堅校～偏差値が低めの学校まで過去問の品切れが相次ぎ、志望校が分散しているようすが垣間見える共学校の狙い目校1～10位は以下のとおり。

過去問出庫率前年比較＜共学校編・後編＞狙い目校TOP1～10位
数字の見方例：校名　一昨年110％→昨年100％→今年95％

1位　東京農業大学第三高校附属中学校　101.3%→100.3%→84.8%
2位　穎明館中学校　111.3%→97.1%→85.0%
3位　都立南多摩中等教育学校　95.2%→97.1%→86.3%
4位　栄東中学校1（A日程・東大I）　96.4%→108.1%→90.1%
5位　都立白鷗高校附属中学校　92.8%→94.3%→91.9%
6位　法政大学中学校　97.7%→110.3%→93.0%
7位　三田国際学園中学校　103.2%→76.3%→94.2%
7位　日本大学第二中学校　110.6%→108.4%→94.2%
9位　作新学院中等部　94.9%→100.9%→94.3%
10位　武蔵野大学中学校　126.4%→137.3%→94.5%

　下記「声教チャンネル」動画より、共学校・狙い目校1～10位までの過去問出庫状況、注目する理由等、詳しい解説を視聴できる。

【中学受験】今年はどうなる？過去問出庫率前年比較（共学校編・後編）
過去問が売れてる人気校、そして狙い目校はどこ？※2021年11月時点　YouTube「声教チャンネル」に自ら出演し、各種学校説明会等の講演や相談員としても引っ張りだこの声の教育社後藤氏によると「30位以上は前年比110％を超えており、志望校は分散しつつも、全体的には高い倍率になることが予想される」という共学校。6年間の学びからこの先の人生の土台を築いてほしいと願う保護者と、10代の貴重な6年間を共に学ぶ友や師と出会い、過ごす子供たち本人にとって大きな岐路となる学校選び。ぜひ過去問の売れ行きや、気になる学校の出題傾向も参考にしていただきたい。

　>>共学校編・中編はこちら。
　>>共学校編・前編はこちら。
　>>男子校編はこちら。
　>>女子校編はこちら。

　過去問出庫状況からみる共学校の狙い目校10校の過去問題集は以下のとおり。（Amazonへ遷移します）