テレビやサイエンスショーなどで披露する、ダイナミックで面白い実験が人気の「でんじろう先生」ことサイエンスプロデューサーの米村でんじろう氏監修「でんじろう先生の学校の理科がぐんぐんわかるおもしろ実験」(主婦と生活社)より、こわれにくくて大きい「スーパーシャボン玉」を作る実験を紹介する。
こわれにくいから楽しいスーパーシャボン玉で遊ぼう
1.スーパーシャボン玉液を作る
スーパーこわれにくいスーパーシャボン玉が作れる、スーパーシャボン玉液で、いろいろ実験してみよう!
用意するもの:水、台所用洗剤(界面活性剤入り)、洗たくのり(PVAポリビニルアルコールタイプ)、バケツ、かくはん棒、スーパーシャボン玉液を入れる容器
1.水10:洗たくのり5の割合でバケツに入れてかき混ぜる。さらに洗剤を1の割合で加えて泡立てないようにゆっくりとよく混ぜる。
★例:水1L、洗たくのり500ml、洗剤100ml
スーパーシャボン玉液は、ジャンボわくの入る大きさの朝めの容器に入れて使う。
<注意>スーパーシャボン玉液が目や口に入らないように注意しましょう。

2.ジャンボわくを作る
用意するもの:アルミの針金、包帯(またはガーゼや綿の布を細く裂いたもの)
1.アルミの針金をスーパーシャボン玉液を入れる容器に入るくらいの輪にし、はしをねじって持ち手にする。
2.輪の部分に、包帯をぐるぐるまきつけ、はしをしばってまとめる。

3.いろいろなスーパーシャボン玉を作ってみよう

ジャンボわくを振ってシャボン玉をふくらませ、すばやく手首を返すようにして、シャボン玉をわくからはずす。

ジャンボわくを持って走ったり、体をぐるっと回転させたりしてみよう。どこまで長くできるかな?

まず大きなシャボン玉を作り、そこに顔を近づけて「ふっ」と息を吹きこむ。

軍手や毛糸の手袋をはめて、そっとシャボン玉を下からはずませてみよう。
「スーパーシャボン玉で遊ぼう」動画も公開中
発行:主婦と生活社
<著者プロフィール:米村でんじろう(よねむら でんじろう>
1955年千葉県生まれ。東京学芸大学大学院理科教育専攻修了。都立高校教諭を務めた後、科学の楽しさを子どもたちに伝えるためにサイエンス・プロデューサーを志し、1993年に独立。現在各地で、科学実験教室やサイエンス・ショーの企画・監修・出演など、いろいろな媒体で活躍中。1998年に科学技術庁長官賞を受賞