習い事の送迎ストレス…解決策は?

 0歳から12歳の子供を持つ保護者63.2%が「習い事の送迎をしている」と回答し、送迎の待ち時間・仕事との時間調整等にストレスを感じていることが、Fanssが2022年10月11日に発表した調査結果より明らかになった。

生活・健康 小学生
子供の習い事の送迎はしている?
子供の習い事の送迎はしている? 全 2 枚 拡大写真

 0歳から12歳の子供を持つ保護者63.2%が「習い事の送迎をしている」と回答し、送迎の待ち時間・仕事との時間調整等にストレスを感じていることが、Fanssが2022年10月11日に発表した調査結果より明らかになった。

 Fanssが運営する子供の習い事メディアSUKU×SUKU(スクスク)は、0歳から12歳の子供を持つ保護者を対象に、習い事の送迎ストレスについてアンケートを実施。63.2%の保護者が「習い事の送迎をしている」と回答した。調査方法はインターネット。調査期間は2022年9月1日~9月7日、調査人数は522人。

 「習い事の送迎でストレスに感じることは?」という質問に対して、送迎の待ち時間・仕事との時間調整・他の兄弟との調整・駐車場問題・道の混雑状況・天候の影響・事故や治安・他の保護者との会話等、さまざまな意見が寄せられた。

 「仕事場から急いで向かわないといけない」(35歳/子供9歳)等、仕事との時間調整が難しいと感じる人は多く、共働き世帯にとって切実な問題といえる。

 事件や事故にあわないか心配する人も多く、「徒歩10分弱ですが、道中暗いので危ないと思い送迎している」(47歳/子供12歳)、「事故にあわないか不安」(45歳/子供12歳)といった回答も。どんなに忙しくても送迎せざるを得ない一番の原因かもしれない。

 習い事の送迎にはさまざまなストレスがあることがわかったが、世間のママ・パパはどう乗り切っているのか、送迎ストレスを軽減する工夫を聞いてみた。

 すると、「下の子を祖父母に預かってもらう」(33歳/子供5歳)、「お友達のお母さんと協力して送迎している」(42歳/子供12歳)等、多くの人が近所に住む祖父母や同じ習い事をさせているママ友と協力したり、地域のファミリーサポート制度を利用したりしていた。

 また、「30分以上早く終わるなら自分で歩いて帰ってきてもらう。できなければ待ってもらう」(38歳/子供11歳)等、子供とのルールを決めるという人も。防犯対策として、キッズスマホやGPSを持たせるケースも増えている。

 中には、習い事自体を変えた人も。時間帯や場所を見直したり、オンラインでできる習い事に変えて送迎をなくしたりするのも、1つの手かもしれない。

《藤本ゆう子》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集