エムティーアイは2024年10月10日より、ライフステージや悩みにあわせて女性の一生をサポートする健康情報サービス「ルナルナ」において、小学生・中学生向け専用モード「ジュニアモード」に「親子間データ共有機能」を追加した。初潮予測日や生理日、体調などのデータが共有できる。
「ルナルナ」は生理日・排卵日を予測し、日々の体調変化をお知らせする健康情報サービス。自身のライフステージに合わせて「ピル（OC／LEP）モード」「ジュニアモード」「エイジングモード」の3つのモードから選択することもできる。
「ジュニアモード」は、小学生・中学生を対象としたモード。初潮の目安の予測や初潮後の生理日・生理周期の管理、初めての生理や体調管理の大切さなどが学べるコラム配信など、初潮前から生理周期が安定するまでをサポートしている。
今回は「ジュニアモード」において、親子間データ共有機能を追加した。ジュニアモードを利用する小・中学生が希望すると、自身の初潮予測日や生理日、体調や気分の状態、生理痛の重さや経血量などの記録を「ルナルナ」を利用する保護者に共有できる。保護者が子供のデータを閲覧できることで、事前に生理用品の準備、生理痛やPMS（月経前症候群）など心身の変化に気づくきっかけになるという。
共有設定はいつでも子供から解除できるほか、高校生になると自動解除される。初潮前後の不安定な時期を母娘で一緒に向き合えるようサポートし、生理周期が安定してくるころには、子供が自律的に体調を管理できるよう促す。
利用方法は、ジュニアモードの利用者がメニュー画面「おうちの人と共有」を選択、「データ共有設定に進む」から「保護者のルナルナIDアカウントを認証する」をクリック。保護者のルナルナIDとパスワード後、認証コードを入力して利用できる。「ルナルナ」を利用する保護者は、メニュー画面「子の生理日」をクリックすることで、データが共有されていることを確認する。
共有できる機能は「初潮予測日」「初潮日」「生理予定日」「生理開始日」「生理終了日」「体調」「気分」「生理痛」「経血量」「身長」「体重」。
ルナルナ「ジュニアモード」を利用中の女性（9歳～15歳の5,013名）に「親に自身の生理について知っておいてほしいと思うか」について調査したところ、「とても知ってほしい」18.5%、「どちらかというと知ってほしい」32.7%で、合わせて約5割の人が知ってほしいと思っていることがわかった。理由は「生理用品の準備などで必要」「知ってもらえると安心する」「家族に体調管理をサポートしてもらえる」などがあがった。
一方で「知らないでほしい」という人も2割弱おり、理由は「プライベートなことだから」「恥ずかしいから」「何となく」などだった。
ルナルナでは今後も、サービス提供を通じ婦人科医療へのアクセシビリティ向上を図ると共に、年齢や性別を問わず誰もが女性のカラダやココロについて正しく学べる機会を創出し、あらゆる女性たちが、より生きやすく、暮らしやすく、働きやすい社会の実現の一助となることを目指すとしている。
