愛知県「県民の日学校ホリデー」保護者の約7割が有意義

 愛知県教育委員会は2025年3月25日、2024年度「県民の日学校ホリデー」に関するアンケート調査の結果をとりまとめて公開した。約7割の保護者が子供にとって有意義であったとし、ほとんどの教職員が休暇を取得するなど働き方改革につながっていることがわかった。

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2024年度「県民の日学校ホリデー」の実施状況
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 愛知県教育委員会は2025年3月25日、2024年度「県民の日学校ホリデー」に関するアンケート調査の結果をとりまとめて公開した。約7割の保護者が子供にとって有意義であったとし、ほとんどの教職員が休暇を取得するなど働き方改革につながっていることがわかった。

 愛知県では「休み方改革」プロジェクトの一環として、2023年度から「県民の日学校ホリデー」を実施している。2024年度は、名古屋市を除く53市町村の公立学校(幼・小・中・高・特支)とすべての県立学校(高・特支)で実施。2024年度「県民の日学校ホリデー」に関するアンケート調査は、その成果や課題を検証し、今後の改善に役立てるために行ったもの。

 小中学校の保護者5万1,002名を対象に「県民の日学校ホリデー」が子供にとって有意義であったか聞いたところ、「とても有意義であった」31.8%、「有意義であった」35.9%と回答した。有意義であったと回答した保護者の4分の3が休暇を取るなど、子供と一緒に過ごしており、高い満足度につながったようだ。当日は56.5%が「体験的な活動(施設見学や旅行、キャンプ、買い物など)」を行っている。

 また、ほとんどの教職員が「県民の日学校ホリデー」当日に休暇を取得しており、教職員の休み方改革につながっているといえる。子供の居場所づくりのため、7割を超える市町村が「放課後児童クラブの特別開設」を実施した。

 調査結果を受け、休暇の取りやすい環境づくり、趣旨やイベントの周知、子供の居場所づくり、県立高校と小中学校のホリデーの実施日をあわせるよう促していく、などを今後に取組ポイントとしてあげている。

 2025年度も全54市町村とすべての県立高校・県立中学・県立特別支援学校において「県民の日ホリデー」が実施され、2025年11月21日から27日までの「あいちウィーク」期間中の1日が学校休業日となる。

《中川和佳》

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