大学通信は2025年12月11日、学習塾が勧める中高一貫校ランキング2025「校舎など施設、設備が充実している中高一貫校」を発表した。3位に桐蔭学園中教(神奈川・共学)、4位に明治大付明治(東京・共学)、5位に日本大豊山(東京・男子)がランクイン。1位と2位は大学通信のWebサイトより確認できる。
学習塾が勧める中高一貫校ランキングは、大学通信が首都圏の学習塾にアンケートを実施し、312学習塾の塾長・教室長から得た回答を、項目別に集計したもの。各回答者に推奨する学校を5校まであげてもらい、1番目を5ポイント、2番目を4ポイントとポイント化し、その得点により順位付けしている。
施設、設備が充実している中高一貫校では、3位に「桐蔭学園中教(神奈川・共学)」、4位に「明治大付明治(東京・共学)」、5位に「日本大豊山(東京・男子)」、6位に「中央大附(東京・共学)」、7位に「八千代松陰(千葉・共学)」、8位に「広尾学園(東京・共学)」、9位に「渋谷教育学園幕張(千葉・共学)」、10位に「東洋大京北(東京・共学)」がランクイン。ランキング入りした中高一貫校はすべて私立だった。
3位の桐蔭学園中教では、生徒が効果的かつ快適な学習・生活環境を得られるように、共用施設である「シンフォニーホール」を中心として各校舎を機能的に配置。各教室にはプロジェクターとスクリーンが配備されており、先進的で質の高い授業を可能にしている。また、シンフォニーホールは、学校行事や舞台芸術鑑賞、生徒の発表などに使用され、情操教育の場としての役割も担う。そのほか、「総合体育館」とともに、人工芝のサッカー場やラグビー場、屋内プール、武道館、陸上競技用トラックなどの体育施設も充実。これらの設備により、体育の授業だけでなく、運動部の活動も支えている。
4位の明治大付明治では、学校の中心に図書館を配置。学習センターと位置付け、7万冊以上の蔵書のほか、映像資料や新聞・雑誌、明治大学の課題図書コーナーや英語多読用の洋書約7,000冊、50台のパソコンを設置し、生徒の主体的な学びを支えている。また、専門的な器具・装置が揃う化学・生物・物理3つの理科実験室、全面人工芝のグラウンド、2つの体育館だけでなく、約350席の食堂・カフェテリアもあるという。パブリックスペースには数多くのベンチを配置し、ゆとりある空間で学生生活を豊かに、心地よく過ごせるよう工夫している。
5位の日本大豊山は同校Webサイトによると、生徒の学びと豊かな情操を育む場として、最適な教育環境を提供できる施設として計画。建物内にアトリウムを中心としたオープンスペースを随所に設置することで、一体的な学習空間を生み出す。また、建物の高層化により、街の喧騒や周囲の視線から一定の距離を保ち、都心でありながら生徒の学校生活に良好な教育環境を整備したという。
大学通信のWebサイトでは、ランキングの1位と2位を掲載しており、1位から4位の学校については各校の施設・設備などを紹介。このほか、ランキングの1位から25位まで、計32校を一覧でまとめている。
学習塾が勧めるランキング2025…校舎など施設、設備が充実している中高一貫校



