【共通テスト2026】数学1の分析…東進・河合塾・データネット・代ゼミ速報まとめ

 2026年1月18日、2026年度(令和8年度)大学入学共通テスト(旧センター試験、以下、共通テスト)2日目「数学1」が終了した。東進、河合塾、データネット(ベネッセ・駿台)、代ゼミより提供を受け、数学1(数学I/数学I・数学A)の共通テスト分析速報「科目別分析コメント」を紹介する。

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共通テスト2026、数学1の分析…東進・河合塾・データネット・代ゼミ速報まとめ
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 2026年1月18日、2026年度(令和8年度)大学入学共通テスト(旧センター試験、以下、共通テスト)2日目「数学1」が終了した。東進、河合塾、データネット(ベネッセ・駿台)、代ゼミより提供を受け、数学1(数学I/数学I・数学A)の共通テスト分析速報「科目別分析コメント」を紹介する。

数学I・数学A


東進

 丁寧に与えられているヒントを理解しながら解き進められたかがカギ。ページ・計算量は減ったが、ヒントからの考察に時間を要するため、やや難化。必答問題4題で構成されていて、全体の分量は昨年度より減少したが、ヒントの考察に時間を要すると思われ、やや難化。前半の設問が後半の設問の誘導になっている問題が多い。太郎さんと花子さんの会話文は問題の導入にとどまった。また、今年度は数と式に関する出題がなかった。
 第1問〔1〕「集合と命題」整数の集合に関する問題、〔2〕「図形と計量」は四角形の辺や角、面積に関する問題であり、比較的よく問われる形の問題である。
 第2問〔1〕「2次関数」はある区間における2次関数の最大値、最小値に関する問題。条件の与え方に不慣れな受験生もいたこと思われる。この問題に関して会話文が挿入されている。〔2〕「データの分析」は、東京オリンピック水泳のデータに関する問題。散布図や箱ひげ図の読み取りや相関係数の計算など、基本的な事項が幅広く出題されている。仮説検定に関する出題がされなかった。
 第3問「図形の性質」は、三角錐(四面体)を扱った問題であり、2つの仮定のもとで、その体積がどのように変化するかを問う問題。平面上の点の位置関係から、角の二等分と比の関係や方べきの定理などを駆使して計算していく。底面積は変化しないことから、三角錐の高さの変化を調べる。空間図形から2年連続の出題は初めて。
 第4問「場合の数と確率」は、リーグ形式で3人、または4人が対戦し、優勝者を決める確率の計算問題。特定の優勝者が決まる確率を、優勝者の勝ち数、負け数の可能性を全て調べ上げていくように、丁寧な誘導が付けられている。計算量は多くなく、結果を計算しなくてもよい形式にしてある小問もある。

河合塾

 大問数は4題で、すべて必答問題である。構成は第1・2問が数学Iの分野、第3・4問が数学Aの分野である。注目すべきは第1問〔1〕で集合と命題が出題されたことであり、この分野が数学IAの本試験で単独出題されたのは共通テストが始まって以来初のことである。集合の定め方が読み取りにくく、苦戦した受験生も多かったであろう。データの分析では昨年に引き続き外れ値が出題されたが、仮説検定は出題されなかった。また、場合の数と確率では期待値が出題されなかった。その他の分野では、図形の性質で昨年に引き続き空間図形が出題された。丁寧な誘導があり、設問自体も昨年に比べると取り組みやすい。場合の数と確率はリーグ戦に関する確率の問題であった。誘導が丁寧で考察のための表も与えられており、受験生への配慮がみられた。全体的には昨年と比べて文章量は減少したが、前半は典型問題であっても後半は考えさせる設問が多く、差がついたと思われる。

データネット

 日常の事象に関する問題、期待値の問題が出題されなかった。第2問〔1〕「2次関数」は、対話形式ではあるが、昨年のような日常の事象に関する問題ではなく、最大値・最小値の条件から2次関数を決定する問題であった。昨年出題された仮説検定の考え方や、期待値に関する問題は出題されなかった。誘導の意図をつかめないと解答に時間がかかる問題が多く、昨年より難化。

代ゼミ

 全体的には昨年よりやや難しくなった。昨年に続いて空間図形から出題された。誘導は丁寧であるが、確率の問題はやるべきことが多く煩雑である。第1問〔1〕は集合と命題からの出題である。第2問〔2〕のデータの分析では、外れ値の定義を利用した計算問題が含まれていた。第3問は昨年同様、空間図形からの出題である。第4問の確率は解法に至るまでがかなり複雑であった。問題の分量は昨年と同程度である。出題形式について、答えを選択肢から選ぶ問題の数が第1問で8、第2問で7、第3問で2、第4問で1であったが、それ以外は数値を求めさせる問題である。

数学I

東進

 丁寧に与えられているヒントを理解しながら解き進められたかがカギ。ページ・計算量は減ったが、解きづらい問題が多くなったため、やや難化。必答問題4題で構成されていて、全体の分量は昨年度より減少したが、ヒントの考察に時間を要すると思われ、やや難化。前半の設問が後半の設問の誘導になっている問題が多い。太郎さんと花子さんの会話文は問題の導入にとどまった。
 第1問〔1〕は「数と式」の連立不等式の解に関する問題で、〔2〕は「集合と命題」の整数の集合に関する問題で、比較的よく問われる形の問題である。第2問は「図形と計量」の問題である。〔1〕は3つの三角形の外接円の半径の大小を調べる問題で、〔2〕は、四角形の辺や角、面積に関する問題である。第3問は「2次関数」の問題である。〔1〕は、2次関数のグラフによりx軸から切り取られる線分の長さや、頂点とx軸との距離を捉える問題である。〔2〕は、ある区間における2次関数の最大値、最小値に関する問題で会話文が挿入されている。どちらの問題も問われ方にとまどった受験生もいたと思われる。第4問は「データの分析」の問題であり、〔1〕は「東京オリンピック水泳のデータに関する問題。散布図や箱ひげ図の読み取りや相関係数の計算など、基本的な事項が幅広く出題されている。仮説検定に関する出題がされなかった。〔2〕は2つのデータを組み合わせたときの相関係数がどのようになるかを考察する問題であり、データが具体的に与えられていないため、解きづらいと思った生徒も多かっただろう。

データネット

 第3問で対話形式の問題、第4問で外れ値に関する問題が出題された。第3問〔2〕では、設定された区間における最大値、最小値の条件をもとに2次関数を定める問題について対話形式で出題された。第4問では、外れ値を含む箱ひげ図に関する問題が出題された。また、2変量を組み合わせた変量について問う問題が出題された。誘導の意図をつかめないと解答に時間がかかる問題が多く、状況の正確な把握も求められ、昨年よりやや難化。

 今後、各予備校のWebサイト上で情報が追加修正されることもある。

 リセマムで公開している問題分析、難易度、解答速報に関する記事は下記のとおり。

<1日目>
>> 4予備校の【地理歴史・公民の問題分析】はこちら
>> 4予備校の【国語の問題分析】はこちら
>> 4予備校の【英語の問題分析】はこちら
>> 1日目の【難易度分析】はこちら
>> 1日目の試験【問題・解答】はこちら
<2日目>
>> 4予備校の【理科の問題分析】はこちら
>> 4予備校の【数学1の問題分析】はこちら
>> 4予備校の【数学2の問題分析】はこちら
>> 4予備校の【情報の問題分析】はこちら大学入学共通テスト2026特集大学受験2026特集親子で考える大学選び
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《川端珠紀》

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