岐阜大、炭素繊維織物で強化した樹脂製歯車を共同開発
岐阜大学の金型創成技術研究センターは4月15日、炭素繊維織物で強化した樹脂製歯車をセントラルファインツールと共同開発したと発表した。両者は今後、製造コストや製品強度についての具体的な検証を開始。
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岐阜大学では、航空機などで利用されるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を、他の分野で有効活用できないかと考え、2012年末より研究を開始。CFRPは高い強度と軽さを併せ持つが、加工が難しいため機械部品の大量生産には向いていなかった。
今回、両者は炭素繊維織物と樹脂との一体成形を実現。自動車部品などにも対応できる技術を開発した。これが実用化されることで、自動車等に使用される金属製の歯車を代替できるようになり、軽量化や生産コストの削減、強度の向上による製品寿命延長などのメリットが考えられる。
両者は今後、製造コストや製品強度についての具体的な検証を開始。2017年3月までに実用化に向けて研究を進めていく。
岐阜大など、炭素繊維織物で強化した樹脂製歯車を開発…自動車軽量化に貢献
《纐纈敏也@DAYS@レスポンス》
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