先生にもっと便利を…世界で拡がる「Google Classroom」の機能と利便性
教育のICT化に伴い、さまざまなデジタルサービスやツールが教育現場でも取り入れられるようになっている。Google for Education 日本統括責任者の菊池裕史氏に、デジタルサービスを教育現場で使う意義や活用例を聞いた。
教育ICT
先生
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--「Google Classroom」の具体的な機能を教えてください。
Google Classroom(以下、Classroom)は、Gmailのアプリのひとつとして、Education版のユーザーのみ使用できます。先生と生徒側の画面が異なり、先生のアカウントでは自分の受け持っているクラスや生徒のグループごとに「クラス」という枠が作成できます。このクラスを作るのは非常に簡単で、クラスを作ればGoogleグループスをそのまま招待できるほか、クラスのIDを生徒に伝えて参加させることも可能です。
また、作成したクラスには、「概要」と「ストリーム」というメニューがあります。概要では、このクラスの説明や、生徒に向けた事前課題などのお知らせができます。このお知らせではYouTubeへのリンクや、Googleドライブにあるファイルの共有、大学であればシラバスなどを提示することができます。
ストリームでは、先生と生徒、そして生徒同士の連絡やコミュニケーション、課題を出す、クイズを出すといったことが行えます。ClassroomはGoogle Apps for Educationのアプリのひとつで、ほかの機能と連携しているため、このストリームに先生が投稿するとGmailに通知が届きます。頻繁にClassroomをチェックしていなくても、メールでリマインドが飛んでくるので、見忘れなどを防げるというわけです。
【次ページ】先生の声で機能をより使いやすく…課題管理や配布も一括
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